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森鴎外の『最後の一句』について
森鴎外の『最後の一句』を読んでいます。 解釈について疑問がいくつかあるのでどうかご意見ください。 ・最後に太郎兵が死罪を免れたのは、いちの”最後の一句”のお陰なのでしょうか!? ・最後に太郎兵が死罪を免れた訳ですが、子どもたちは代わりに死んでいませんよね!?(だれも死なず…でよいのでしょうか!?) ・そもそも、こういう出来事があったということは、元の判決(死罪)は重すぎるものだったと考えて良いのでしょうか?
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- toko0503
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・最後に太郎兵が死罪を免れたのは、いちの”最後の一句”のお陰なのでしょうか!? そうだと思いますよ。 いちの、どうあっても後には引かない不退転の決意と 恐れ多くも時の権威に立ち向かって放った最後の一句、 そこに込められた、献身、自己犠牲の精神(マルチリウムとかありましたね)が、 奉行、佐佐初め、役人達の胸を打ったのだと思います。 (マルチリウム=martyrium ) ・最後に太郎兵が死罪を免れた訳ですが、子どもたちは代わりに死んでいませんよね!?(だれも死なず…でよいのでしょうか!?) もちろん、誰も死んでませんよ~。 これで、子供達が代わりに死んだのでは、 正義はもっとゆがんだものになってしまいますよね。 ・そもそも、こういう出来事があったということは、元の判決(死罪)は重すぎるものだったと考えて良いのでしょうか? そうですね。元々、太郎兵衛は、主犯ではないですものね。 船頭が逃走してしてしまったために、船主の太郎兵衛が しょっぴかれるハメになった訳です。 まぁ、お金を貰ってしまったので、全くの無罪にはならないでしょうが 太郎兵衛もある意味、商売の被害者ですので、そう考えると、 誰もが納得のいく裁判ではなかったのは確かでしょうか。 参考までに書いてみました