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極小曲面の表面積
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- gef00675
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極小曲面は、応用上重要で、これ専門に研究している人がいるぐらい難しい問題です。 極小曲面の満たすべき方程式 (1+(z_y)^2)*z_xx-2*z_x*z_y*z_xy+(1+(z_x)^2)*z_yy=0 の解は、境界条件が単純な場合でも、一般に簡単な式では表せないことが多いです。ご質問の境界条件に対する解答 z=-0.02xy+0.3y+0.1x+1 は、曲面の高さの変化に比べて、正方形の辺の長さが十分に大きい場合の近似式と思ってください。 直感的には、上面の2つの辺の上の2点から糸をピンと張ったときにできる曲面が最小の面積になるだろうということですが、問題はどの点からどの点へ糸を張るとよいかということで、そこが説明しにくいのです。
- gef00675
- ベストアンサー率56% (57/100)
訂正です。何度も間違えてすみません。上底の面積は S=∬√(1+(0.02y-0.1)^2+(0.02x-0.3)^2)dxdy でした。
- gef00675
- ベストアンサー率56% (57/100)
#3の訂正です。辺の長さは10だったので、 z=-0.02xy+0.3y+0.1x+1 でした。面積は S=∬√(1+(0.2y-1)^2+(0.2x-3)^2)dxdy となります。
- gef00675
- ベストアンサー率56% (57/100)
変分法を使いましょう。 曲面をz=z(x,y) (0≦x,y≦10), z_x=∂z/∂x, z_y=∂z/∂y, L(z_x,z_y)=√(1+z_x^2+z_y^2) とおくと、曲面積は S=∬Ldxdy で、Sが極小となるとき、変分δSは0です。 L1=∂L/∂z_x=z_x/L, L2=∂L/∂z_y=z_y/L とおいて変分を計算すると、 δS=∬δLdxdy=∬{L1δz_x+L2δz_y}dxdy =∬{L1(∂δz/∂x)+L2(∂δz/∂y)}dxdy =∬{∂/∂x(L1δz)+∂/∂y(L2δz)-(∂L1/∂x+∂L2/∂y)δz}dxdy 第1項と第2項はグリーンの定理によって、 ∬{∂/∂x(L1δz)+∂/∂y(L2δz)}dxdy=∫L1δzdy-L2δzdx となるが、境界上ではδz=0.よって、 δS=-∬(∂L1/∂x+∂L2/∂y)δzdxdy=0 これが任意のδzに対して成り立つためには、 ∂L1/∂x+∂L2/∂y=0 でなければならない。これをzの偏導関数で表すと、 z_xx+z_yy+(z_y)^2*z_xx-2*z_x*z_y*z_xy+(z_x)^2*z_yy=0 この方程式の解で、境界条件を満たす解は、 z=-2xy+3y+x+1 これが上底をあらわす曲面の式になります。 (これは回答#1の方の示した曲面と同じです) 曲面積Sを求める二重積分の計算は、少々やっかいです。 ∫√(1+x^2)=(1/2)*(x√(1+x^2)+log(x+√(1+x^2)) の公式を使えば、一回の積分はできますが。。。
- dreamnstd
- ベストアンサー率53% (8/15)
強引に積分するのが手っ取り早いかと思います。 まず、その立体の頂点 A を原点とした三次元直交座標系を考えます (D,B,高さの方向をそれぞれx,y,zとします) 立体を任意のzy平面で切ると、その断面は台形になっています。 各頂点の棒の高さが判っており、その上面は最小曲面になっていることから、少なくとも頂点間は直線で結ばれているはずです。 なので、任意のx座標での断面積は 向かって右の辺の高さ: 1 + x/10 [m] 向かって左の辺の高さ: 4 - x/10 [m] 断面積 = (上辺+底辺)* 高さ / 2 なので(今は向かって右と左ですが)代入すると = ( ( 1 + x/10 ) + ( 4 - x/10 ) ) * 10 / 2 = 5 * 10 / 2 = 25 [m^2] ( a^b は「 a の b 乗」です) あら、 x が消えてしまいましたね。 これは何所で切っても面積が25[m^2]みたいです。 構わず x で積分すると、 V = ∫(0,10) 25 dx = 250 [m^3] (∫(a,b)は、 a から b までの定積分です。) と、体積が求まりました。 難しいのは上面の面積です。 任意の x 座標での yz 断平面の上辺の長さ L は、三平方の定理より L^2 = 底辺の長さ^2 + 左右の辺の長さの差^2 = 10^2 + ( (1 + x/10) - ( 4 - x/10 ) )^2 = 100 + ( -3 + x/5 )^2 = (x^2)*(1/25) -x*(6/5) +91 なので L = √(x^2 * (1/25) -x*(6/5) +97) [m] これを x = 0 から x = 10 まで積分すれば面積が求まると思います。 ただ、これはかなり強引にやっているのでひょっとするともうちょっとスマートな解法があるかもしれません。 上の式なんて積分できるのかどうかも怪しいですし、参考程度に。
お礼
ありがとうございます。 当方も検証してみますが、どなたかも検証と表面積の計算をお願いいたします。
補足
>立体を任意のzy平面で切ると、その断面は台形になっています。 すみませんが、根拠なし。
- Kules
- ベストアンサー率47% (292/619)
こんな単純な話ではないのかも知れませんが… ABCDの上に立てられた棒の上端をA’B’C’D’とし、AB,AD,AA’をそれぞれx、y、z軸に取ると、 直線A’B’:y=0、z=0.3x+1 直線D’C’:y=10、z=0.1x+2 と表せます。ここで E、Fをそれぞれ直線A’B’直線D’C’上でx=Δxとなる点だとすると、A’EFD’を通る微小曲面を考えたとき面積最小となる図形は長方形AEFDであるはずです。よって、 EFをA’B’上、D’C’上をx座標をそろえて動かすことを考えると|EF|はxの関数となり、所望の面積は ∫(x=0→10)|EF|dx となると思われます。 参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございます。 曲面は結局、z=-2xy+3y+x+1になり、xz平面と平行な平面による切断面は、台形になるのですね。 そのことは直感的に示せるのでしょうか?