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「数多(あまた)」の「数(あま)」の部分は音読みですか?訓読みですか?

「数多(あまた)」の「数(あま)」の部分は音読みですか?訓読みですか? 「多(た)」が音読みなのはわかるのですが、「数(あま)」がどちらなのか、わかりません。 いつもこういった場合、ネットの漢字辞典で解決するのですが、今回はそこに載っていなくて、困っています。 「多(た)」が音読みなので、音読みと考えるのが自然ですが、響きは訓読みっぽくて…本当にわかりません。 それとも、これは音読みでも訓読みでもない読み方なのでしょうか? どなたか、わかる方教えてください、よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • LN-TF
  • ベストアンサー率53% (320/596)
回答No.4

まず「数」⇒「あま」、「多」⇒「た」は不適当です。 これは「あまた」と一括りにして「数多」に義訓或いは意味訓みしたと見た方が良いでしょう。 「黄昏」(たそがれ)、「一昨日」(おととい)、「幾許」(いくばく)、「飛鳥」(あすか)なども同じです。 只、他の方の「数」に「あまた」と宛て、付仮名(つけがな-捨仮名と云う人もある)として「た」を付けるつもりで表記を「多」としてつけたのがいつの間にか「数多」で「あまた」となったと云う御説は首肯し得ますが、ここでは一応義訓として置きます。

giginba
質問者

お礼

回答ありがとうございます。具体例も出してくれてありがとうございました。

  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.3

「数多」が漢語であるかどうか確認がとれません。『大漢和』は用例ナシです。漢籍に詳しい方の回答を待ちたい所です。 日本では、万葉集2723  数多不有 名乎霜惜三 埋木之 下従其恋 去方不知而 が古い例です。平安時代でも「数」1字で訓「あまた」ですから、万葉集の「多」は音仮名かもしれません。 数(あま)た不有(あらぬ)名をしも惜(をし)み埋木(うもれぎ)の下(した)ゆ其(その)恋(こひ)去方(ゆくへ)不知(しらず)て 下(し)モ、下(し)タ、心(ここ)ロ 心(し)ン中(ちゅう) のような、読みちがえを防ぐために送る仮名を「捨て仮名」といいます。もし「数多」が和製漢語だとしたら、「多」は「捨て漢字」ということになります。  

giginba
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 万葉集からわざわざ、ありがとうございます。うーん、どちらも正しいような気がしてきました。 言葉は常に変わっていってしまうので、白黒つけるのは難しい場合もあるんですね。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

お礼のお言葉をありがとうございました。 >>>=の記号が熟字訓を表しているなんて、知りませんでした! 一般的にそうだということではなく、 さっき引用した辞書の中で、その記号が使われているということです。 ちなみに、常用漢字(の付表)にある場合は、「=」ではなく「-」になっているようです。 大人 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%A4%A7%E4%BA%BA&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=1&index=02951502471000 為替 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E7%82%BA%E6%9B%BF&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=1&index=04350403770300 >>>ということは、「数(あま)」の部分は訓読みで、「多(た)」の部分は音読みってことになりますかね? いえ。それは違います。 「あまた」という一つのかたまりで熟字訓です。 「大人」が、 「大(おと)」+「人(な)」 でも 「大(お)」+「人(とな)」 でもないのと同じであり、 また、「信天翁(あほうどり」の訓を3つに分けられないのと同じです。 熟字訓の定義 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E7%86%9F%E5%AD%97%E8%A8%93&stype=1&dtype=0 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BD%CF%BB%FA%B7%B1&kind=jn&mode=1&kwassist=0 まー、元々、「多」に音読みの「タ」を割り当てたか、あるいは逆に、「た」に「多」を割り当てたかの可能性はあるでしょうね。 ご参考に。

giginba
質問者

お礼

ご親切にありがとうございます。熟字訓って難しいですね。でも理解ができてよかったです。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.1

こんばんは。 音読みにはありえない読みですので、明らかに訓読みです。 この場合の訓読みは、「熟字訓」と呼ぶほうがふさわしいでしょう。 他の例では、「大人(おとな)」、「紅葉(もみじ)」、「経緯(いきさつ)」、「伯父、叔父(おじ)」などが熟字訓です。 こちらの辞書では「数=多」と表記されていますが、「=」の記号は熟字訓を表しています。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%82%E3%81%BE%E3%81%9F&stype=1&dtype=0 こちらの辞書には、語源に関する説が書かれています。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%A2%A4%DE%A4%BF&kind=jn&mode=1&kwassist=0 以上、ご参考になりましたら。

giginba
質問者

お礼

ありがとうございます、とても参考になりました。 =の記号が熟字訓を表しているなんて、知りませんでした! ということは、「数(あま)」の部分は訓読みで、「多(た)」の部分は音読みってことになりますかね?

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