私は経済に明るくないですが。
私の理解で。
景気の良し悪しは、いわゆる大衆の「お祭り気分(消費気分とでも
言いましょうか)」による通貨循環の速度によって左右されます。
例えば、お祭りの時に屋台がいっぱい出てよく売れますが。
あの屋台を通常の平日の昼間に、そこらの道で店をだしても
焼きトウモロコシは売れません。
その時の「お祭り気分」が人にモノを買わせるわけで、貨幣循環は
いわゆる大衆気分次第で回ったり止まったりを周期で繰り返します。
さて。
1年前までの経済状態は、大元はアメリカが「複雑な組み合わせ金融
商品」という「何年経つとお金が増えますよ」「何年間は安価でお金
が借りられますよ」といったものを開発し、アメリカ国民の多数が
100万円しか持っていないのに1,000万円持っているかもと思える
「マネーゲーム」という祭りの発生によって、高度なお金の循環が
確立され、アメリカ人全員が盆踊りをする客になり。
その余波で周辺先進国(二次三次産業の発達する国)がたこ焼き屋や
輪投げなど露店を出して商売をするとビジネス成功。
(日本の場合は車、家電、製鉄、造船、ゲームなどかな)
その余波で原材料を安価で作れる人件費の安い国が、露店の商品
材料、トウモロコシや串やタコ、小麦を作ることでビジネス成功。
(貴方の言う新興国)
これで、祭り、経済循環が成り立っておりました。
ところが、もともと祭りの発端となったアメリカの、祭り主催者の
大スポンサーであるリーマンが「祭りを辞めます」と。
すると祭りの参加者の中に「実は1,000万円持ってなくて、100万円
しかないかも。いったん現実を見よう」とする祭り参加者が多数発生。
祭りはCool Downし、参加者は露店で買い物をしなくなります。
すると、露店は売れなくなるので店をしめたり、売るものを吟味
するようになると。(生産調整)
その余波で原材料を作っている国々では、普通は得意な産業で国ごとに
作っているモノが偏っているので、たとえば急に焼きトウモロコシだけ
売上がゼロに近づくと、串だけ作っている国は商売が成り立ちにくく
なる。
そういう流れの論理だと思います。
よって、貴方の回答としては。
Q1.なぜ外国資本に頼るのですか?
->自国のみの体力で「祭り」が起こせないから。
第二次、第三次産業を発展させるには、教育、インフラ、技術、
物流、軍事力、治安、それに応える内需など高度な諸要件を満た
さねばならないがそれを実現できないから。
それが無くても第一次産業は構築でき、海外に販売することが
できるから。
Q2.どういう仕組みで破たんするのでしょうか?
アメリカの「金融商品」ルールの破たんが起こり、仮想通貨量が
大幅に減ることで、消費がとどこおり、その余波で先進国のビジ
ネスが悪化、その余波で原材料を提供する第三国のビジネスが
破たん(しやすい)状態になっている。という仕組み。
ただ、私は、古いルールが破綻するだけで。
本当に新興国が破たんするとは思えないですかね。
数年は世界が冷え切るとは思いますが。
お礼
ありがとうございます! なるほど、製造業が歓迎されるというのは説明されれば納得いきますね。