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メタンの発生源はどんな土地?
こんにちは。 ある有名な報道局のHPに温室効果を説明するページがあって、 この現象にもっとも大きな影響を与える物質としてCO2とメタンの名がが上がっていました。 さらにメタンの主な発生源として田んぼが上げられていたのですが、これではなんだか米が主食の私は肩身が狭い気がします。 田んぼからメタンが空気中に放出されるのは間違いないのだと思いますが、全地表に占める田んぼの責任は大きいのでしょうか?放牧も家畜の糞尿がメタンの直結していそうな気がします。また、普通の畑とは何が違うのでしょうか? ご存知の方ぜひお教えください。
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>全地表に占める田んぼの責任は大きいのでしょうか? そんなに大きくないですよ。田んぼって世界にアジアの特定にしかないですから。東南アジアは水作で田んぼじゃないですし。 メタンは微生物の排出物なので、栄養の多いところはどこでも多いのです。植物がよく育って、栄養が染みこんだり流れでない場所。それが田んぼ。 畑は下に染みこむので、土が吸収してしまうのです。 全地表で言えば、沼や湿地の方がはるかに多いですし、田んぼ以上の栄養を持つマングローブの林もありますしね。 栄養があって植物のよく生える場所だから、メタンもCO2も植物がよく分解するので、排出より吸収能力の方が高いのです。田んぼは稲刈りすると吸収がなくなってしまうんですよ。 放牧は、糞尿より牛のゲップのほうが環境に悪いというデータがあります。牛は胃が四つもあって反芻するので、ものすごいメタンとCO2を含んだゲップを出します。 牛を全部ブタにするだけで、排出温室ガスは2/3になると聞いたことがあります。
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- yasuhiga
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>ご指摘のメタンハイドレードですが、低温高圧によって水などとともに固体化したメタンそのもの?という理解で正しいですか?こういったものもあるので、田んぼの責任はたまた米食アジア人もそれほど罪に感じなくてもよいでしょうか(ちょっと大げさです 「^‐^) 田んぼは休ませる必要があり、その間に微生物が活躍するわけで、そこでメタンが出るのはしょうがないことです。 でも、確か、エネルギー固定という観点からは、米の方が麦より有利と聞いたことがありますし、何より、米には麦より多くタンパク質が含まれます。 日本人が米を食べ、動物の肉を表立っては食べなかった時代も、欧米人はステーキ喰ってたわけで、すなわち、げっぷを出す多くの牛を飼っていたわけですから、米食アジア人罪が重いという筈はありません。 >氷というイメージから永久凍土にあるのだと思っていたら、海底が主だということで、深海は寒いんだなあ、でも海水が凍っていないところで結晶化している氷???と化学的な疑問が湧いてます。結晶化は不純物を排しながら進むので、メタンハイドレードは一般の天然ガスよりもペイしやすい(お言葉を借りていますが)のだろうと思っています。現在温暖化による海水温の上昇で、これが溶けているんでしょうか? この辺はメタンハイドレートの相図を見ないと確かなことは言えませんね。たとえば、 http://www.gsj.go.jp/~tana/hydrate/hydrate-env.PDF 日本近海にあることが分かります。またメタンハイドレートが直接メタン源になり得る説もあるんですね。 >また、海の石油も使えばCO2のもとですか? それはそうでしょうね。 どんな燃料も閉鎖系で用いればCO2回収の方策はあるのでしょうけれど、少なくともクルマはダメですね。(メタン車、燃費悪そう。) CO2を固定することに回帰しますが、そんなにケナフもサトウキビ(繊維部分)も必要ないしなあ。 アメリカが考えているけど、大量のCO2発生源からのCO2については、固めて、高圧下の地下に埋めるか、宇宙に打ち込むか、がてっとり早い? でも、これまたペイしないから、やるのは政府=税金になりますね。
お礼
長いことお返事をしなくてすみませんでした。 CO2を地下に埋める話は私も聞き及んでいます。岩盤の下にある宙水に吹き込むようなイメージがあって、いつか蓄えられた炭酸パワーにより岩盤が割れて大惨事になるんじゃないかと心配しました。 ちなみに宇宙に持ち出せばCO2は即ドライアイスになるのでしょうか。宇宙ごみが問題になっている昨今、ドライアイスもあたれば痛そうだから宇宙に捨てるのもあまりよくないような気がしますね。 それからケナフやサトウキビが繊維にCO2を固定した(知らなかったことです)あと、燃やしたらどうなるんだろう........???および生分解された場合には? じっくり一巡り考えてみないとよしあしがわからないものですね。 ともかくここでいったん終了しようと思います。 教えていただいたことを盾に(!)米食アジア人のプライドで持って高名な報道局に苦言を呈してみようと思います。 お付き合いいただきありがとうございました!
- yasuhiga
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いささか方向が外れますが、 >天然ガスは濃度によっては燃料として使い物にならない のは、一般にそのとおりで、エントロピー的に無理でしょう。 でも、吸着して固定できれば、原理的に可能かも。ペイできれば、ということで。 ちなみに、こないだ自宅の庭で原油が湧いた人がぬか喜びしてましたが、これも使い物になりませんでした。 天然ガスの方に戻りますが、メタンハイドレートを忘れてませんか? 融ければ温暖化、使えば「海の石油」!
補足
あけましておめでとうございます。 ずいぶんレスポンスが遅れてしまいましたが、ご回答ありがとうございます。 ご指摘のメタンハイドレードですが、低温高圧によって水などとともに固体化したメタンそのもの?という理解で正しいですか?こういったものもあるので、田んぼの責任はたまた米食アジア人もそれほど罪に感じなくてもよいでしょうか(ちょっと大げさです 「^‐^) 氷というイメージから永久凍土にあるのだと思っていたら、海底が主だということで、深海は寒いんだなあ、でも海水が凍っていないところで結晶化している氷???と化学的な疑問が湧いてます。結晶化は不純物を排しながら進むので、メタンハイドレードは一般の天然ガスよりもペイしやすい(お言葉を借りていますが)のだろうと思っています。現在温暖化による海水温の上昇で、これが溶けているんでしょうか?また、海の石油も使えばCO2のもとですか? よかったらまた教えてください。
- Mumin-mama
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こちらに同じような質問と回答が出ています。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410906204 今、メタンガスが一番問題になっているのはシベリアだと思います。 温暖化により永久凍土が溶け、そこからメタンガスが勢いよく噴出しているそうです。http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=08/10/03/0446255
お礼
こんにちは!ついさっきまで無料動画で見てましたよ.......。\§^ο^§/ ところで、 氷漬けのマンモスが出てきたと確かに聞きました。シベリアも暖かくなっているんですね。わたしはカナダの氷河が溶けて消えた箇所の地図を見てショックでしたが、人によっては温暖かも気候変動もない、科学的に証明されてない、というご意見だったりします。 URLのHPはどちらも読ませていただきました。噴出しているメタンガス、困るしもったいない.......ふと思いましたが、火山性ガスは大丈夫なのでしょうか? 天然ガスは濃度によっては燃料として使い物にならない と聞いたことがあるような気がしますが、放置されているということはこれもそうなんでしょうか。何かに使うことはかんがえてないんでしょうか。 ともあれ、ご回答ありがとうございました。
お礼
こんにちは。丁寧なご回答をありがとうございます。 東南アジアの稲は水作、というが初めて知る言葉でした。 よく稲を陸稲・水稲と分けて、田んぼのように水を張って育てるのが水稲だと思っていました。水作、調べてみます。 なるほど、農閑期の田んぼが槍玉にあがっていたわけですね。同じ面積の小麦畑よりは罪深そうですが、牧場と比較すれば牛のほうが責任が大きそうです。 (しかしそのゲップも貯蔵できればバイオガス?) ともかく、いろいろ教えてくださりありがとうございました。