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出エジプトの北ルート説の聖書箇所
山本七平著『聖書の常識 聖書の真実』(講談社+アルファー文庫)の中に、出エジプトの出来事に関して、「聖書には北ルート、南ルートの二つが記されている。」(94頁)と書かれています。南ルートならわかるのですが、北ルート、つまり出エジプト記13章17節で、「神は彼らをペリシテ街道には導かれなかった。」といわれている、そのペリシテ街道を進んだなどといわれている箇所がどこに書かれているのかわかりません。おそらく出エジプト記以外の民数記、申命記、ヨシュア記であろうと思うのですが、どなたか御指摘いただける方はよろしくお願い致します。
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- cobamax
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そもそもBC5000前に書かれた旧約聖書に書かれていることは、「歴史史実」とは異なり「信仰」にもとずいた「神話」であるというのが、 世界の歴史学者の共通の認識です、モーゼの「出エジプト記」も 同じですが、歴史学者による「研究」「発掘」で「ラムセス2世」の 時代(BC1300頃)であることは、一致した歴史学者の見解ですが 「モーゼ」の起こした「奇跡」などは「神話」の領域でしょう、 ご指摘の「ぺリシテ街道」ですが、エジプトから北東にメソポタミアに通じる地中海沿いの大幹線道路のことで、モーゼの行ったのは南北のルートがあるといわれますが 歴史家の間では、危険な北を避けて、スエズ湾ンに沿って南下しシナイ山に到達する、南ルートを行きいわゆる「葦の海の奇跡」が起きたといわれています、(葦の海は苦湖ではないかといわれています・「神はぺリシテ~」)そうして12日でいける距離を遠回りして40年でカナンに着いたということになっています、 ぺリシテ街道については、ほかの聖書で見つけることが出来ませんので、モーゼは神に導かれ南ルートを行ったことになります これらのことは「歴史の史実」ではなく現地の信仰と結びついた 「民話・説話」の領域ですので、あまり深く考えても仕方ない と思います、後世のイエスの奇跡や話も「神話」の領域を出ていません 「歴史の史実」にもとずいた話は「ダビデ」以降のころからと思われます 私の主観ですが、参考までに
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