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キャッシュフロー計算書でいう資金とは?
キャッシュフロー計算書での「資金」の定義は、 1.手元現金 2.要求払預金 3.現金同等物 と理解しております。 では、以下のものは要求払預金や現金同等物と考えてもよいのでしょうか? 貸付信託、外国通貨、転換社債、中期国債ファンド、 外貨建普通預金、有価証券、期間3か月の定期預金、 キャッシュフローって難しいです。 どなたか教えていただけませんでしょうか?
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キャッシュ・フロー計算書での資金の範囲については、連結キャッシュ・フロー計算書等の作成基準 第二 一 資金の範囲、同注解 注1と2、そして連結財務諸表等におけるキャッシュ・フロー計算書の作成に関する実務指針2項・3項・27項ないし29項に基づき、判断することになります。(特に、この実務指針は資金の範囲を丁寧に解説しています。) このうち、実務指針では現金同等物につき、「容易な換金可能性と僅少な価格変動リスクの要件をいずれも満たす必要」があるとし、「市場性のある株式等は換金が容易であっても、価格変動リスクが僅少とはいえず、現金同等物には含まれない」としています(2項)。また、要求払預金に関する3か月以内という点については、「一般的な例」としつつも、「資金管理上想定している短期の支払資金の運用期間は各企業によって異なり、3か月といった期間が適当でない場合も想定される」ともしています(28項)。もっとも、簿記の学習では一般的なものに倣って教えているようです。 これで、貸付信託、転換社債、中期国債ファンド、有価証券、期間3か月の定期預金あたりについて、おおむね分類できるのではないかと思います。なお、有価証券には色々なものが包含されますから、有価証券をさらに分類する必要があるのでは、とも思います。 他方、外国のものについては、換算をした上で日本のものと同様に扱うことになります(外貨建取引等会計処理基準参照)。 これで、外国通貨、外貨建普通預金あたりもいけるのでは、と思います。 何だか意地悪な回答のようになってしまって、ごめんなさい。
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- hinode11
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「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」第八条第十九号では、 「この規則において『資金』とは、現金(当座預金、普通預金その他預金者が一定の期間を経ることなく引き出すことができる預金を含む。)及び現金同等物(容易に換金することが可能であり、かつ、価値の変動のリスクが低い短期的な投資をいう。)の合計額をいう。 」とあります。 また、 「連結キャッシュ・フロー計算書等の作成基準」では、 「・・このため、『キャッシュ・フロー計算書』では、対象とする資金の範囲を現金(手許現金及び要求払預金)及び現金同等物とし、現金同等物は、『容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期投資』であるとして、価格変動リスクの高い株式等は資金の範囲から除くこととしている。 なお、現金同等物に具体的に何を含めるかについては経営者の判断に委ねることが適当と考えられるが、『キャッシュ・フロー計算書』の比較可能性を考慮して、取得日から三カ月以内に満期日又は償還日が到来する短期的な投資を、一般的な例として示している。」とあります。 以上のルールに拠って、貸付信託、外国通貨・・がキャッシュフロー計算書でいう資金に該当するかどうかを判断して下さい。
お礼
やはり素人には難しいですね。 詳しくご説明くださいまして、ありがとうございます。
お礼
詳しくご説明くださいましてありがとうございます。