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井伊直弼の女関係についての訳
- 井伊直弼が女関係のことをかいた側近の長野主膳義言への文章です。
- 井伊直弼がその女性と関係をもって後悔していることがわかります。
- 出典は井伊家史料です。
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こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>極密内々尋申候。先つ頃もあつきせ話ニなり候婦人の事、其後ハいかゞいたし居候哉。かのもの一体心得よろしからず、世上ニもしられ候もの事ニて、我等ニもひたすら後悔いたし候へ共、かへらざる事、ややともすれバ難義もかかり、汚名ニもなり申べく、よつて身のさまりを付つかハしたる方、かへりて左右の為よろしくとすすめても聞入申さず、しかるに先生一方ならず配意、是と申も我等が為をふかく存くれられての深切、今ニはじめぬ事ながら、あつくかたじけなくよろこび申候。 ごくごく内密にお尋ねいたします。過日、厚き世話になった婦人は、その後、いかがいたしましたでしょうか。このような事はとても不詳のいたすところで、世間にも知られてしまい。私は、ただただひたすら後悔をしておりますが、もう取り返しのつかないことで、もしかすると、この不祥事で汚名を受けることになるかもしれません。よって、私の不祥事を咎める人に、何とか内々にしてくれとお願いしても聞き入れてはもらえませんでした。ところが、先生はどちらへも(不祥事を咎める人にも私にも)心配りをしてくださいました。それと言うのも、私のためのことと心よりの親切と思っています。今さらのようですが、厚くかたじけなく嬉しく思っています。 このような「訳」にでもなるのでしょうか。 側近の長野主膳義言が、どちらにも被害がこうむらないように取り計らってくれたことへの「礼状」でしょうか。 「先生」・・・は、古くは人を持ち上げるための言葉です。 昨今は、「恩師」などを指します。 「貴様」・・・と言う言葉も、昔は「あなた様」という「尊敬語」でしたが、昨今では、喧嘩などで、相手を「見下げた」言葉として使われるようになりましたね。
お礼
ありがとうございます。とても詳しくかいてくださりわかりやすかったです★感謝します!