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製造原価報告書の製造間接費が予定配布額になる理由
- 製造原価報告書の製造間接費が予定配布額になる理由を解説します。
- 製造原価報告書では、実際の原価計算と予定価格や予定賃率を使用しています。
- 製造原価報告書の製造間接費は予定配布額として転記されるため、原価差異が発生します。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは ANo.1です。 混乱させてしまってすみません。 製造間接費配賦額は、予定配賦額のことです。 予定配賦額と実際発生額の差異が製造間接費差異になります。 : : IV.製造間接費 間接材料費 1,000,000 間接労務費 2,000,000 間接経費 3,000,000 -------------- 計 6,000,000 ← 実際発生額 製造間接費差異 ▲170,000 ← 借方差異(不利差異) ※予定より170,000オーバーした。 製造間接費配賦額 5,830,000 ← (予定配賦額) : : 製造間接費計(実際発生額)と製造間接費差異(予定配賦額と実際発生額との差) を足すと製造間接費配賦額(予定配賦額)になるように記載します。 こんな感じでよろしいでしょうか? またなにかあれば補足してください。 では^^
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- nayuta_lot
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こんにちは ANo.1です。 ちょっと補足しておきます。 問題文は原価差異を求める問題ということで製造原価報告書に 製造間接費の予定配賦額を書いているのかもしれませんが、 最終的な製造原価報告書は下記のようになります。 I.直接材料費 期首直接材料棚卸高 xxx 当期直接材料仕入高 xxx 期末直接材料棚卸高 xxx xxx II.直接労務費 xxx III.直接経費 xxx IV.製造間接費 間接材料費 xxx 間接労務費 xxx 減価償却費 xxx : : 計 xxx → 製造間接費配賦差異 xxx → 製造間接費配賦額 xxx 当期製造費用 xxx : : 上記(ひな型)のように、最終的には製造間接費配賦差異は 製造原価報告書に記載します。 ちょっと混乱させてしまったかもしれませんがご参考まで では
補足
すいません。確認です。 製造間接費配賦額→実際の発生額 製造間接費配賦差異→予算と実際額の差 と言う認識でよろしいでしょうか? 何度もご回答ありがとうございます。
- nayuta_lot
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こんにちは ANo.1です。 予定配賦は、製造間接費が変動する結果、製品単価の著しい変動が 発生することや、月末にならないと集計が行えず、結果、原価計算が 遅れるという欠点を補うために行います。 従って、実際原価が集計されるより先に配賦を行い、その予定配賦額が 製造原価になりますので、製造原価報告書に記載されている製造間接費 は予定配賦額です。 下記のような回答用紙なのだと思いますが 製造間接費 ------------------------------------------------------ 間接材料費 1,000,000 / 予定配布額 ( ) 間接労務費 2,000,000 / 原価差異 ( ) 間接経費 3,000,000 ------------------------------------------------------ 6,000,000 6,000,000 製造間接費の費用は借方に集計されますので、上記から製造間接費の 実際原価は6,000,000であることがわかりますね。 実際の製造原価と予定配賦の差異は、製造間接費で求められてます。 (ご質問の例の場合) ※製造間接費差異勘定で求める場合もありますので問題に従ってください。 この場合は、製造間接費配賦(予定配賦)を製造間接費差異の貸方へ 製造間接費を製造間接費差異の借方へ振り替えます。 製造間接費差異の残高が原価差異となります。 さて、上記の問題を予定配賦の勘定を使わずに、見てみましょう。 原価差異は製造間接費差異とします。 (1)まず、製造間接費の予定配賦額を仕掛品に振り替えます。 (1)仕掛品 5,830,000 / 製造間接費 5,830,000 (予定配賦を行う) 製造間接費 ------------------------------------------------------ | (1)仕掛品 5,830,000 (2)次に、実際の原価が月末までに製造間接費に集計されます。 (2)製造間接費 6,000,000 / 間接材料費 1,000,000 間接労務費 2,000,000 間接経費 3,000,000 費用ですから、借方に集計されます。 従って、製造間接費の勘定元帳は 製造間接費 ------------------------------------------------------ (2)間接材料費 1,000,000 | (1)仕掛品 5,830,000 (2)間接労務費 2,000,000 | (2)間接経費 3,000,000 | なんとなくわかってきましたでしょうか? 上記では、実際原価は6,000,000発生しているのに、5,830,000しか 配賦していません。 この差が原価差異となります。 (3)従って、原価差異を製造間接費差異勘定へ振り替えます。 (3)製造間接費差異 170,000 / 製造間接費 170,000 製造間接費 ------------------------------------------------------ (2)間接材料費 1,000,000 | (1)仕掛品 5,830,000 (2)間接労務費 2,000,000 | (3)製造間接費差異 170,000 (2)間接経費 3,000,000 ------------------------------------------------------ 6,000,000 6,000,000 これで製造間接費が締め切られます。 (1)仕掛品を予定配賦額、(3)製造間接費差異を原価差異とすれば、 回答と同じですよね。 なにかあれば補足してください。 では
お礼
なんとなくわかりました。 仕掛品=予定伊配賦額=製造原価報告書の製造間接費ですね!大変参考になりました。ご回答ありがとうございます!!
- nayuta_lot
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こんにちは 1.製造間接費配賦時の仕訳 仕掛品 5,830,000 / 予定配賦額 5,830,000 ※予定配賦額 = 製造間接費配賦 2.実際の発生額に関する仕訳 製造間接費 6,000,000 / 間接材料費 1,000,000 間接労務費 2,000,000 間接経費 3,000,000 ※実際発生額は6,000,000です。 3.製造間接費予定配賦を製造間接費へ振替える仕訳 予定配賦額 5,830,000 / 製造間接費 5,830,000 ※製造間接費勘定で原価差異を求めます。 4.原価差異の仕訳 原価差異 170,000 / 製造間接費 170,000 ※原価差異 = 製造間接費差異 従って製造間接費の"勘定元帳の中"は 製造間接費 ------------------------------------------------------ 間接材料費 1,000,000 / 予定配布額 (5,830,000) 間接労務費 2,000,000 / 原価差異 ( 170,000) 間接経費 3,000,000 ------------------------------------------------------ 6,000,000 6,000,000 ※貸方の予定配布額は予定配賦額が振替えられたことを意味しています。 となりますね。 なにかあれば補足してください。 ご参考まで
補足
早速の回答ありがとうございます。 確認ですが 製造原価報告書に記載されている製造間接費5,830,000は予定額と言うことでしょうか? 普通は実際発生額は解答欄から読み取るものなのでしょうか? 再度ご回答頂けると幸いです。 よろしくお願い致します。
お礼
理解しました! 大変参考になりました。何度もご回答ありがとうございます!! 本当に助かりました!