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簿記2級 第106回第4問 予定額=実際額+予定額 となるのがわかりません。

日商簿記2級第106回の第4問の解説に、以下のような記述があります。『製造原価報告書における直接材料費は、予定価格を用いた消費額、直接労務費は予定賃率を用いた消費額、製造間接費は予定配賦率を用いた配賦額をあらわします。材料勘定、賃金給料勘定および製造経費勘定の消費高が、直接費と間接費に分かれることにも注意する必要があります。例えば、材料勘定の貸方の消費額(\11,600,000)は、製造間接費勘定の借方にある間接材料費\1,100,000と、仕掛品勘定の借方にある直接材料費\10,500,000(この金額は、製造原価報告書の直接材料費と同じです)との合計額で計算できます。この結果、材料勘定の貸借差額で材料費の原価差異が算定できるわけです』 私は、上記説明の中で、『材料勘定の貸方の消費額(\11,600,000)は、製造間接費勘定の借方にある間接材料費(\1,100,000)と、仕掛品勘定の借方にある直接材料費(\10,500,000)との合計額で計算できます。』という部分が理解できません。というのは、材料勘定の貸方の消費額(\11,600,000)は予定額であり、製造間接費勘定の借方にある間接材料費(\1,100,000)は実績金額であり、仕掛品勘定の借方にある直接材料費(\10,500,000)は予定額だと思います。予定額=実際額+予定額、という数式は、数学的に納得できないんです。前記の間接材料費(\1,100,000)が、実績額であり、かつ予定額でもあれば、予定=予定+予定となって、納得できるのですが、材料原価差異(\500,000)が発生しているので、実績額であり、かつ予定額でもあると解釈するのは困難な気がします。どなたか教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • blooks
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回答No.2

比べるものが違っています。 材料の原価差異は材料勘定の借方と貸方の差額です。 材料勘定の借方が実際額で貸方(一部)が予定額です。 材料購入時に実際価格で材料勘定の借方に記入します。  材料9,100,000(実際額)/買掛金9,100,000 材料勘定の貸方と仕掛品勘定や製造間接費勘定の借方は同じ金額になります。 一致するのは当然で、これらを比べても駄目です。 直接材料費は予定価格で払い出しているので、材料勘定から仕掛品勘定へ予定価格で振り替えます。  仕掛品10,500,000/材料10,500,000(予定額) 間接材料費は予定価格を用いていないので、材料勘定から製造間接費勘定へ実際価格で振り替えます。  製造間接費1,100,000/材料1,100,000(実際額) このように材料勘定の借方が実際額になり貸方が予定額になるので、材料勘定の貸借差額が原価差異になります。 もちろん材料の期首有高3,000,000と期末有高1,000,000も実際額です。 テキストで勘定の連絡図を眺めてみましょう。

santodomin
質問者

お礼

blooksさんのおかげで、どうやら、私は、、『材料勘定の貸方の消費額(\11,600,000)は、製造間接費勘定の借方にある間接材料費(\1,100,000)と、仕掛品勘定の借方にある直接材料費(\10,500,000)との合計額で計算できます。』という第4問の解説が理解できたような気がします。(1) 材料勘定の貸方のうちの直接材料費は、仕掛品勘定の借方の直接材料費(\10,500,000)に転記します。転記なのだから、数字は同じでなければならない。従って、材料勘定の貸方のうちの直接材料費は\10,500,000である。(2) 材料勘定の貸方のうちの間接材料費は、製造間接費勘定の借方の間接材料費(\1,100,000)に転記します。転記なのだから、数字は同じでなければならない。従って、材料勘定の貸方のうちの間接材料費は\1,100,000である。(3) 当たり前過ぎますが、材料勘定の貸方=貸方のうちの直接材料費+貸方のうちの間接材料費 なのだから、材料勘定の貸方=10,500,000+1,100,000=11,500,000となって、材料勘定の貸方の消費額(\11,600,000)と一致する。従って、第106回の第4問の解説に記述されている、『----との合計額で計算できます。』という事が理解できました。(4) なお、(1)の、材料勘定の貸方のうちの直接材料費も、仕掛品勘定の借方の直接材料費も予定額である。このことを、私は、この質問をする前から認識していましたが、blooksさんの説明によって、裏付けられました。即ち、「直接材料費は予定価格で払い出しているので、材料勘定から仕掛品勘定へ予定価格で振り替えます。」および、「材料勘定の貸方(一部)が予定額です」(5) なお、(2)の、材料勘定の貸方のうちの間接材料費も、製造間接費勘定の借方の間接材料費も実績金額である。(blooksさんの記述では、間接材料費は予定価格を用いていないので、材料勘定から製造間接費勘定へ実際価格で振り替えます)。このうちの前半部分を私は誤解していました。即ち、材料勘定の貸方のうちの間接材料費を私は、予定金額と思っていました。従って、一番最初の質問で、予定額=実際額+予定額 となるのがわかりません、と表現したのですが、<予定額+実績額>=<予定額>+<実績額>だったのですね。この解釈で正しければ、blooksさん、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • blooks
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回答No.3

そういうことです。 簡単に言えば、仕訳の借方と貸方の金額は一致します。 直接材料費についての仕訳と間接材料費についての仕訳があって、それぞれの仕訳の借方同士と貸方同士を足しただけです。 だから一致するのは当然です。 この問題ではこの当たり前の関係を使って空欄の金額を類推していきます。

  • blooks
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回答No.1

>材料勘定の貸方の消費額(\11,600,000)は予定額であり \11,600,000のうち予定額\10,500,000と実際額\1,100,000となる。 一部でも予定額なら差異が発生する。

santodomin
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 この場合、材料原価差異(\500,000)は、直接材料費の予定と実際の差異から発生しているのでしょうか?というのは、間接材料費の予定≠間接材料費の実際 と考えれば、数学的に破綻していると思うんです。

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