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分詞構文使用について。
分詞構文が会話で使われることはあまりないと本に書いてありました。 むやみに使うなと。。。文章体では使われることが多いとか。 上手く使えば便利な気がするのですが。あまり使うなと言われると とっさに耳に入ってきてもパニックりそうです。 実際にネイティブな方々はいかがなんでしょうか? そうなんですか? 桐原書店 総合英語Forest 216ページの参考にて 監修 石黒昭博 氏
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こんにちは。素晴らしいご質問です。 1. (1) ご指摘の通り、「分詞構文」は一部例外を除いては、会話では使われません。こういう理由だと考えます。 ・Stuck in a traffic, she was one hour late for the meeting. (渋滞に巻き込まれて、彼女は一時間も会議に遅刻した) 、、、これは、渋滞に巻き込まれたのも遅刻したのも sheです。すなわち、主節でも従属節でも主語が一致していますよね。こういった分詞構文ならまだ良いです。 (2) ところが、こんな場合はどうでしょう?: ・I not going to school, my mother became furious. 、、、これは良く見ると、主節(my mother)と従属節(I)で主語が一致していません。つまり、お勉強された通り、分詞構文というのは: 1.接続詞を落とす 2.主語が主節と一致している場合は落とす 3.動詞を現在分詞形 ~ingにする 、、、です。が、この場合「主語が主節と一致していない」ですから、主語「I」がそのまま残りますよね: ・Because I did not go ⇒ I not going 、、、ところが、実はこれでも文法的には100%理に適っていて、立派な(独立)分詞構文なのです。 ・"I not going to school, my mother became furious." 、、、正直なところ、これを誰かが口頭で言うのを聞いたとしても、wasが飛んでいるような気がして「???」と僕は「違和感」から聞き返したことでしょう。どうですか、これを聞かされた方がパニックになりませんか? (3) こういう風に「文に違和感が出てしまい不明瞭となり、それが聞き手の誤解を招く可能性がある」ということから、ネイティブも会話ではそうそう分詞構文自体を使わないのでしょう。この場合でも: ・Because I did not go to school, my mother became furious. ・I did not go to school, and that made my mother furious. 、、、と発したハズですよね。これらは誤解の余地がありませんから。 2. ただそれは「口頭における会話」の話であって、文書、すなわち論文、試験問題などでは、多分「分詞構文 ⇒ ある意味で学術的に高尚に聞こえる」からでしょう、ウンザリするほど出てきますので、理解を深めておくことは必要です。 3. 冒頭で「一部例外を除いては」と述べましたが、補足しておきます。会話で分詞構文が全く使われないというワケではありません。でもこれらは「決まり文句(独立分詞構文の慣用的表現)」であって、そのパターンも限られているため、覚えちゃうと良いでしょう: ・Given that (~という状況において、~との仮定の下では) ・Assuming that (仮に~とすると) ・Granted that (仮に~としても) ・Depending upon (~の如何によっては) ・Generally/Frankly/Strictly speaking (一般的/率直/厳密に言うと) ・Judging from (~から判断して) 、、、このうちのいくつかは、既にご覧になったことがあるハズです。 ご参考までに。
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- googoo1956
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分詞構文が会話で使われることが少ない最大の理由は不便だからです。不便である理由は、分詞構文では接続詞を省略することが原則なので英文を吟味する時間的な余裕がない会話文においては前後の関係が分かりにくくなるということです。次の英文を見てください。 (1) Walking down the street, I ran across an old friend. この英文を会話で使うことは、前半が「時間」を表すのか「理由」を表すのかは不明なので好ましくないとされます。しかし、「ちょっと、まって。この英文のどこが分かりにくいの。前後の関係は明白じゃないか。」と思う人もいることでしょう。 問題は、会話では前半の部分を聞いた段階では後半の部分は話し手の口から発せられていなということです。聞き手の中には実際に自分の耳で後半部分を聞くまでは、前半を「時間」や「理由」どころか「条件」だと考える人がいても不思議ではありません。 会話で分詞構文を使うと、前半を聞いた段階では、たとえば上記の「Walking down the street」という部分を聞いただけでは、話し手がいったい何を言おうとしているのか分からない場合が多いので聞き手がイライラしてしまうのです。 会話では書き言葉の場合とは異なって時間的な流れがあることを理解しなければなりません。そして発言の途中で相手がどう感じているかを話し手は想像しなければなりません。英語では、最後まで全体の趣旨が分からないような英文は、特に会話においては悪文として避けられる傾向があります。 では、書き言葉で分詞構文が用いられるのは何故でしょう。それは、文字数を減らしたりや文の長さを短くしたりすることができるからです。そして書き言葉では、何度も読み返して正確な意味を理解することができるからです。それでも、前後の関係が紛らわしい場合には分詞の前に接続詞をつけることがあります。 (2) While walking down the street, I ran cross an old friend. ご参考になれば・・・。
補足
ご丁寧にありがとうございます。 使う人の気持ちが良くわかります。^^ 勉強になりました。
- Oubli
- ベストアンサー率31% (744/2384)
Depending on ~とか、Considering the fact that ~とか(他にもいろいろあると思いますが)は口語でも普通に使います。聞いてパニクらないぐらいには知っておいた方がいいと思います。
補足
確かに! 覚えておきます。ありがとうございます。
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
あらためて分詞構文って何?と調べてみましたが、こんなに曖昧な(文脈に影響される)表現を仕事で見聞きした覚えがないと感じました。 こんな曖昧な表現になるのなら、素直に接続詞や主語をつけて話したほうがずっと明解に伝わります。 よほど修辞にこだわった文章や、ことわざや名言のような気取った文章でなければ、文章においてですら、わざわざ使う必要がないと思います。 一方で、修飾的に名詞の後に用いられる現在分詞(-ing)や過去分詞は、関係代名詞を省くことができるので非常に重宝されます。でも、これは日本でいう「分詞構文」という分類には入っていないのですよね。
お礼
やはりそうなんですね。。。便利そうに思えて、伝わりにくいんですね。 ありがとうございました。
補足
ご丁寧にありがとうございます。 スッキリしました。^^ 決まり文句は暗記ですね^^