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子供の絵について
学校に行く機会があり、小学校中学年の子供のクラスに貼られていた絵を見ました。 自由に空想した物語を文にし、そのテーマで描くというもので、ゲームの世界や過去の世界、お菓子の世界や砂漠、宇宙等々細かく描きこまれたカラフルな絵が多く並ぶ中、わが子の作品は妙に白っぽいものでした。 ヒマラヤで雪男に出会い、吹っ飛ばされて自分の元の世界に帰って来たという自作ストーリーが添えられており、雪男はギザギザの歯を剥き出した怖い表情で、パンチをくらって宙を飛んでいる子供(自分)は「ヘ」の字の口元をしており、背景は白(よく見ると白一色ではなく淡い色を何色か使って塗ってはあるのですが)、人物の洋服の色も雪男の家も寒色系のパステルカラーのみで、何だか淋しい絵です。 子供の絵には心理状態が表れるというのを過去に新聞や本で見たことがあり、少々気になってこちらで検索してみると、割合小さいお子さんの話が多いようでした。 その中で「色はあまり気にしなくていい、内容の方が大事」…というものがあり、人物が少なく表情もネガティブだったのがますます気になってしまいました。 子供は、小さい頃は絵を描くのが好きでしたが、小学校入学後すっかりお絵かきに苦手意識を持ってしまっており、普段はまったく絵を描きません。 その為判断材料に乏しいのですが、この絵には何か心理学的に気になる点があったりしますか? アドバイス頂けますと幸いです。
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そちら(絵と子ども)の方は専門ではありませんが、 少し心理療法の根本的なところから見ますと、そういった絵が表すのは、 普通は、一日とか数日の心理状況とか興味の方向なのです。 何故、子ども達の心理を測るのに木を書かせるバウムテストや箱庭が使われるかと言うと、 子ども達が顕在意識から閉め出して、深層心理の中に押し込めようとしている状況を 探り出す為、言葉が得意でない子ども達の為に、絵などの言葉を使わない心理療法を使うのです。 これらの、子どもの為の心理療法は、「意識的に語らない・・・もしくは語れない」子ども達に その時の心の状況を表していて、心の現状を探るのと同時に、治療の為の方法なのです。 つまり、行動なりの問題がある子どもの心理分析に使われるもので、 一枚の絵だけから、の心理分析は順序が逆だと言うことです。 家庭的に、なんの問題もない子どもの場合、一枚の絵で大騒ぎするのは、 本末転倒になります、痛くもない腹を探られた子どもは傷つき、 絵に対する恐怖心が作られてしまうことにも成りかねません。 もちろん、毎回毎回、このような絵を描くのなら問題を探らねば成りませんが・・・ たまたま、その絵を描く前に、雪男の絵や映画、写真などを見かけたとか、 この子の心の中で小さな冒険に挫折した後の絵とも感じられます。 繰り返しになりますが、 普段の生活に問題が出ている子ども達の心の現状を探り治療する為に、 バウムテストや箱庭療法、コラージュ療法というものが使われます。 これらは確かに、その時の心理状況を映し出すものですが、 一枚の絵で、心が病んでいるとかどうとかが言えるものではありません。 余りに神経質にならないことが、よろしいかと思われます。 親が不安になることで、子どもは敏感にそれを感じ取り不安になります、 これでは、どちらが鶏かタマゴか解らなくなり、双方に不利益が有ります。 不安でしたら、先ず親から、カウンセリングなりを受けることをお勧めします。 余計なことかも知れませんが、先ず、他のことで、(親である)ご自分の不安点が、 本当にお子様だけにあるのか、自分の中の不安点を子どもに投影していないか、 その部分もしっかりとお考え下さい。
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心理学は分かりませんが、子供の頃、絵を描いたり物語を書くのが好きだった者の意見として参考になさって下さい。 普段のお子さんの様子が問題ないのであれば、特に気にしなくてもいいのではないでしょうか。 確かに白い絵というのは淋しい印象ではありますし、そこから意図して何かを探ろうとすると、孤独とか寂寞、荒涼…といったイメージが湧く事が多いでしょうね。 物語の世界が雪山なのですから、寒色系の淋しい色調になるのは否めないです。 でも、この物語のラストには雪男にぶっ飛ばされたお子さんが、無事に「元の世界に帰ってくる」のですから何も心配はいらないと思います。 雪男に氷付けにされてしまうとか、今にも殺されそうになっているだとか、命の危険を思わせるような恐ろしい絵であったなら、心配した方が良いかもしれませんが、ご質問文からはそれほどメッセージを読み取らなければならないほど奇異な印象は受けませんでした。 季節的にも寒くなってきていますので、お子さんは冬を連想して雪男の絵を描きたくなっただけかも知れませんし、元々幻想的な世界や未知の生物に関心があるのかもしれません。 冬山登山に憧れているのかも知れません。 親御さんがお子さんの絵を見て不安になり、 「何であんな寂しい絵を描いたの?何か悩み事でもあるの?」 等とは聞かないであげて欲しいです。猟奇的な恐ろしい絵であれば聞いた方がいいと思いますが、問い詰められるとお子さんは、 「何か異常なことをしたのだろうか?自分は変なのだろうか?」 と不安になると思うのです。 絵も物語も空想の世界です。十人十色で構わないと思います。 みんな同じの方がつまらないです。 みんなと同じでなければおかしい、不安だなんて事ないと思います。 独創的で良いじゃないですか。 薄気味悪い、見ていて不安定になるような毒々しい色使いだったり、残虐な絵、廃墟の絵…そこまできたら心配して欲しいし、そんな絵ばかり描くのであれば先生や専門家に相談した方が良いと思いますが、今のところ特に心配は要らないと思います。 昔、美大を目指していた友達が小学生の頃、風景画を描いていて目の前にある緑そのままを描くのではつまらないから、自由に好きな色を使っていたら側で見ていた子にゲラゲラ嗤われてすごくショックを受けたそうです。でも、担任の先生が素晴らしい絵だとみんなの前で褒めてくれたのでそれから絵を描くのが好きになったのだと言っていました。 また、姉の友達は幼少の時自分のお母さんの顔を真っ黒に塗りつぶしていたので、その絵を見たお母さんが不安になり、 「どうして、お母さんの顔は真っ黒なの?」と聞くと、 「夜だったから。」と答えたそうです。 友達はお母さんが心配したので驚いたそうです。 詳しい経緯は分かりませんが、お母さんが嫌いとか心配なことは特になかったそうです。みんなと違う絵が描きたかっただけかも知れません。 もしかすると顔を描くのに失敗して困って夜の絵にしてしまったのかも。 私も小学生の低学年の時に、やはり物語の絵を描いていたのですが、登場人物の男の人の目を描くのに失敗して、仕方ないので前髪を花形満のように伸ばして失敗した側の目を隠すことにしました。なので、そんなに深い意味はないことも多いと思います。 不安であれば、普段からさりげなくお子さんがどんなことに関心があるのか観察なさってはいかがでしょう。
お礼
普段の子供の様子から考えると… そうですね、心配するような事ではなかったかもしれません。 そう言えば少し前に、“世界のいろいろな不思議な出来事”的な本を読み「お母さん、雪男やネッシーって本当にいるのかなあ?」というような事を話しかけて来た事があります。 自分自身を考えてみても(私も絵を描いたり物語を作るのが好きな子供でした)、心理的なものを投影するというよりは、近い過去に経験(または読んだり見たり)したものを割とそのままシンプルにアウトプットしていたように思い出されます。 絵については、子供に問い詰めるような訊き方はせず、さりげなく話題にしてみました。雪の色と、雪男の目をこわそうに表現する所を工夫したんだよ、と言っておりました。 お姉様のお友達の話、私も、自分がそのお母さんだったら気にしたと思いますが、種明かしをすれば案外他愛もない理由だったりするんですね。 穏やかな気持ちでこれからも子供の様子を見守って行こうと思います、ありがとうございました。
まあそうとうありそうな感じですね。 まず感受性が乏しくなっているのとなにか不の感情をもっているというのはありえます、もしこれが残酷な方へ傾いて嫌がらせなどのネガティブな性格へ移行する可能性もあります。 要因は分かりませんが、心理的にバランスが崩れている状態だと思います、なので突然友人をいじめだしたり、根暗みたいな感じになったりする可能性は否めないと思います、僕の経験上そのような感受性を持っているタイプは何かしら内面に桎梏を抱えていると思います。 そのがどのような形で現れるか分かりませんがいきなり性格が豹変して人格が2重人格のようになってしまう可能性があり、親の目の前ではいい格好をしていて他で異様な行動を取り出すという可能性は否めなくはないです、もちろん方向転換して昇華するなんて事をする可能性もありますが、なにか手を打ったほうがいいです。
お礼
TENNTENNSEVENOKさんのご経験上とのアドバイスでしたが、具体的にどのようなご経験だったのか、お聞きしたかったです。 幸いなことに、子供は感受性が乏しいというのとは正反対の子供で、今時よくいる無気力な子ではないですし、そこまでの心配はしておりません。残酷さについても縁遠いというか、真逆のタイプと思っていますし…。 また、外では割と優等生タイプのようですが、親の前では外で出せない諸々をさらけ出していますし(笑)、そちらの心配もないかなと思いますよ。 ご心配いただきありがとうございました。
- hipotama
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確かに絵はその人の無意識を反映すると考えられ、投影法の一種としていろいろな心理テストがあります。就学前の発達段階を見る物や木の形を描いてもらってその心理状態を判断する物があります。それからすれば、普段描いている絵からもある程度判断できます。ただ、それは実物を見ないと何とも判断できません。文章化すると、その見た人の主観が入り、投影のまた投影で二重になりその本体が分からなくなります。また1枚の絵から判断するのは、危険です。たまたまその時は叱られて機嫌が悪かった、それで変な絵を描いたということもあります。4~5枚見れば、その特徴が出てくると思います。ある特定の色を使うとか、人物ならばいつも小さく描くとか、画用紙の片隅に描いてのびのび描けないとか特徴が出てくれば、判断することができます。 ところで、質問者さんはこのように絵が気になったり、このような絵の解釈に気になるということは、お子さんの心理的なことに関して気になることがあるのでしょうか。気になることがあるので、このような掲示板に質問したのかなと思いました。そうであるならば、まず担任に相談してはどうでしょうか。担任は普段の行動を見てますし、教職課程ではそのような勉強もしてきます。もう少し専門的なものとなれば、スクールカウンセラーが配備されている学校ならば、担任を通して相談することができます。 配備されてない学校であれば、県や市町村の教育委員会にはそのような相談を受け付ける窓口があります。そのような機関に相談するのも一つの方法です。教育委員会のホームページを検索すれば、出てくると思います。 最後にお絵かきが小学校に入って苦手になったということですが、それは現在の芸術教育の問題点の一つです。今、ピカソや岡本太郎は世間的に認知されてますが、小学校でそのような絵を描いたならどうでしょうか。教員は一応その子なりの表現方法として認めますが、回りの子は「変な絵」という批判をしてしまいます。それで、絵が嫌いになってしまうということはあります・
お礼
1枚の絵からは判断できないとのこと、また文章化した私の不安の投影がある可能性のこと、了解いたしました。 この絵を見たのは個人面談の時だったのですが、担任の先生からは、「学校では元気いっぱいで活発に遊んでいます、皆をリードする存在です、意見をきちんと主張する為友達と喧嘩になる事もある、でも後をひかず、帰る頃には忘れてまた仲良く肩を組んだりしています(笑)」等々、非常に楽しげな様子を伝えて頂きました。 あまり過剰に心配することなく、しばらくは見守っていようと思います。 また、最後にお書きになっている「芸術教育の問題点」、まさにわが子はそれが原因でお絵かき嫌いになったと思われます(苦笑)。 幼稚園が、あまり一般的な絵の描き方を指導する園ではなかったので、他の(描き方指導をする)園から来た多数派のお子さん達と、描き方が違うのを入学後に感じました。 何もかも得意でいる必要はないのですが、お絵かき嫌いになってしまったのはちょっと可哀そうかなと思っています。
お礼
心理療法のことをご存じの方のご意見、大変参考になりました。 一枚の絵から分析するのは本末転倒だったのですね。納得です。 他のお子さんの絵がどれもカラフルだった為、白い絵が目立っており、ちょっとショックを受けましたが、子供は最近、雪男の話に興味を抱く経験もしていたので、お言葉に安心いたしました。 私の不安… あるかもしれません。 子供のスケジュールが忙しく、普段あまり自由な時間が取れない事(どれも子供がやりたくてやっている事で、やめたくないというのでさせているのですが)が、普段から気にかかっています。 そういう負い目や不安がある為に、ささいな事を気に病んでしまっている可能性もあるのですね。肝に銘じたいと思います…。