重複組合せの問題ですね.
x > 1 , y > 2 , z > 3 , x,y,zは整数 より,
x ≧ 2 , y ≧ 3 , z ≧ 4
が成立し,このとき,
x - 2 ≧ 0 , y -3 ≧ 0 , z - 4 ≧ 0
である.よって,x + y + z = 20 は
(x - 2) + (y - 3) + (z - 4) = 11
と変形できる.ここで,X = x -2 , Y = y - 3 , Z = z - 4 とおくと,
X + Y + Z = 11
となり,問題は次のように書き換えられる.
「X + Y + Z = 11 を満たす,0以上の整数X,Y,Zの組の総数を求めよ」
これは,典型的な重複組合せの問題で次のように考えます.
11個の丸「○」と2つの仕切り「|」を1列に並べて,
○○○○○○○○○○○||
仕切りで一番左側に分けられた○の個数がX,仕切りに挟まれた○の個数がY,仕切りで一番右に分けられた○の個数がZとする.
たとえば,
○○|○○○○○○|○○○ ⇒ (X,Y,Z) = (2,6,3)
|○○○○○○○|○○○○ ⇒ (X,Y,Z) = (0,7,4)
○○○○○||○○○○○○ ⇒ (X,Y,Z) = (5,0,6)
といった感じです.
そうすると,求める総数は結局,○11個と|2つの同じものを含む組合せの総数になりますので
13C2
で求めることができます.