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社内レートの変更は利益操作?
はじめてご質問させて頂きます。 最近の為替相場の急変で、社内レートを変更したというニュースを見かけましたが、これは利益操作にならないのでしょうか? 企業が社内レートを自由に決めて仕入原価や販管費の基準とし、決済レートとの差額をすべて為替差損益として、営業外損益に入れることができるというのであれば、企業は営業利益を自由に操作できることになってしまう気がしてなりません。(もちらん経常利益は変わりませんが。) ちなみに弊社では現在、輸入取引に関して月ごとに社内レートを設定していますが、実勢レートに基づいて設定していますので、仕入原価に適用することに疑問を持ったことはありませんでした。 社内レートを設定する基準はあるのでしょうか? もしかしたら想定レートは期末に実勢レートに振替えられるのでしょうか?
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- momiji-m
- ベストアンサー率63% (7/11)
基本的に社内レートと言うのは、管理会計上の問題であって実際の決算では(会社全体の決算)実際のレートを使いますので、何らの問題もありません。理由は、No1さんの回答の通りです。
- zorro
- ベストアンサー率25% (12261/49027)
目安として変動するレートを使用すると繁雑になるため社内レートを定めます。経理上は実勢に合わせて計算しますので問題はありません。
お礼
zorro様、すばやいご回答ありがとうございます! no2のご回答共々、社内レートはあくまで管理目的のみに使用されるとのことですが、たとえば下記のような記事を読むと社内レート(想定レート)が営業費用あるいは仕入原価を構成していると思ってしまうのですが、どのように理解すべきでしょうか? 「8月7日、トヨタ自動車による2009年3月期営業利益見通しの据え置きは、想定為替レートを円安にシフトさせ、為替面の減益要因を圧縮したことが大きく寄与。」(ロイター) http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2008-08-08T072947Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-331390-1.html ※もし、実勢レートの円安そのものが減益要因を圧縮したのなら、このように書かず、「円安の影響で」とシンプルに書くはずです。 また、下記のように直接、レートの設定に関与することで仕入額と為替差損の調整をすべきと主張する人もいます。 http://www.nacglobal.net/article.php?story=20080729152631254 「為替差損という漠然とした費用として認識されるのではなく、為替の上昇による売上原価の上昇として認識されることは、会社の営業損益管理上、有益です。なぜなら為替圧力で原価が上がっていることが分かれば、売値に転嫁するなり別にコスト削減努力をするなり、素早く改善策を打つことができるからです。」(ナックグローバルネット)
お礼
zorro様、momijim様、no1の続きです。 長くなってすみません・・・ 実は、弊社では来年度から管理目的のため社内レート(想定レート)の設定を月毎ではなく、年次で設定することを検討しています。 この場合、zorro様がいうように勘定科目ごとに取得又発生額を実勢レートに変換するとなると今よりも格段に煩雑な処理が必要になると思われます。 お差し支えなければ、貴社では社内レートから実勢レートへの換算はどのように処理されているのか教えて頂けないでしょうか? たとえば棚卸資産に関して、実勢レートが適正な取得価額を表すとすると月末(?)で毎月仕入原価の修正をしなければならないと考えます。 同じように販管費での外貨建取引も勘定科目を一つずつ修正しなければなりません。 簡便的でかつ年間の管理目的に耐えうる方法を教えて頂けると助かります。 正直、下記の疑問がいまだに晴れません・・・ 社内レートを取得又発生レートとして適用できる規定がどこかにあるのではないか?トヨタをはじめ多くの企業はそれを使っているのではないか?だとすると多くの企業は営業利益をある程度操作できるのではないか? 恐れ入りますが、もう少しおつきあい頂けないでしょうか?