歴史の授業は人種差別をもたらすか?
「歴史は過去のことを学び同じ過ちを繰り返さないために学ぶのだ。」
と誰もがいいますが、私は歴史を学ぶことで同じ過ちを繰り返しているように思います。歴史は一つの事実で、誰にも変えることは出来ません。しかし、その歴史について書いた本を出版するにあたってどうしてもその本の中に著者の考えが混ざってしまうため、結果的に中途半端に歴史を勉強(極端な例だと1冊の本で勉強してしまう等)すると著者の思想、つまり差別の考え方が入ってきてしまうのです。そして特にそうなってしまうのは学校の教科書です。
具体的な例を示しますと、
「○○年にA国とB国が□□戦争をした」
という事実があり、これについてA国とB国が教科書にそれを載せるとします。人間はなんでも人のせいにしますよね。自分の愚行を認めません。政府もそうです。だからA国の教科書では「B国に責任がある」と載せ、B国の教科書では逆に「A国に責任がある」と載せます。A国の生徒は「B国に責任がある」という思想もつようになりますし、B国の生徒は「A国に責任がある」という思想をもちますね。これは将来またA国とB国で戦争をする原因にほかならないとおもいませんか?
だから歴史教科書問題がおきるのですね。
歴史を学ぶのは過ぎ去ったことについて「お前が悪い」言い合うことではないでしょうか?
みなさんはどう思いますか?
戦争の最初の被害者は真実です。