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奴婢は家族はもてないが、結婚できるとはどういうこと?
日本の律令制における奴婢のことについて質問です。 「奴婢は奴婢同士なら結婚できる」とある本に書いてありました。 一方別の本では「奴婢は家族はもてない」とも書いてありました。 「結婚できるが、家族はもてない」というのがよく分かりません。 配偶者も家族のような気がするのですが・・・ 家畜のように種を植えさせてから、夫婦を別々に切り離すという話なんでしょうか? ご存じの方、ご教授願います。
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なお、その二つの本は全く正しくない可能性が高い。 なぜなら、戸籍上は奴婢と一般との結婚も存在するからである。それをどう扱うかについての法さえ存在する(「大化の改新」の中で定められた法の一つ)。そして、奴婢と一般との間に生まれた子供を奴婢にするかそれとも一般扱いにするかについては、法律が変遷している。 また、生活に苦しい庶民の中には、逆に奴婢になることを望むものもいたようである。奴婢は税金がかからないからである。しかも奴婢は良民(庶民のこと)の三分の二の土地が与えられるから、自由より食うことのほうが大事だったようだ。
- tanuki4u
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http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/kyouken/kamakura/goseibaishikimoku/index.html 御成敗式目 41条 中世になっちゃいますが。 結婚できる → 生殖活動はできる という意味で、男は男に付属して 女は女に付属するという取り決めらしい。 現代的な核家族形式が庶民レベルで成立したのは、だいたい室町後期から江戸初期にかけてですので、その前の家族がどうなっているかなんてよくわからんみたいです。 律令時代の戸籍なんかは、あり得ない家族というか戸籍情報ですので。
そもそも当時の結婚は女性のところに通うだけなのであって一緒に暮らしていないのだから今の家族と同じように考えてはいけない。平安貴族と一緒。 だから結婚はできても、女性と子どもが奴婢女性の主人の意向で勝手に別のところにやられることはありうることになる。
お礼
ありがとうございます。 家人は家族を持つことが許されたみたいですが、家人は男女が同居していた例外的存在ということでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 生殖活動ができれば結婚と捉えたら良いということですね。 現代の常識とは全く違いますね。