• ベストアンサー

丁寧語「お」「ご」の用法について

自分が相手にする質問について、「ご質問」という表現は誤っている という指摘を受けました。その点については納得したのですが、 下記の例の場合はいかがでしょうか。 (1)お誘いいたします / お誘いください (2)お知らせいたします / お知らせ下さい (3)ご説明いたします / ご説明下さい (4)ご紹介に与(あずか)りました / ご紹介いたします 皆様のご意見を賜りたく存じます。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.3

はじめまして。 ご質問1: <丁寧語「お」「ご」の用法について> 1.正しくは「敬語の『お』『ご』」ということですね。 2.接頭語「お」「ご」は丁寧語だけでなく、尊敬語、謙譲語の用法もあるからです。 ご質問2: < (1)お誘いいたします / お誘いください> どちらも正しい敬語法です。 1.「誘う」のは話し手の動作です。 2.話し手の動作には本来敬語は使いません。 3.しかし、その動作が「相手に及ぶ」「相手に向かう」「相手を対象とする」ものであれば、その動作が向かう相手に対して敬意を表します。 それが、ご質問にある「お誘い」の「お」に表れています。 4.この「お」は話し手の動作が向かう相手に対する謙譲の接頭語になります。 5.なお、「いたします」は「する」、「ください」は「しろ」の丁寧語になり、正しい敬語の使い方になっています。 ご質問3: < (2)お知らせいたします / お知らせ下さい> 上記と同様です。 1.「お知らせ」とは、自分が相手に「知らせる」ことです。 2.従って、「お知らせ」の「お」は、自分の動作「知らせる」が向かう相手に対する、謙譲の接頭語になります。 3.「ご」ではなく「お」が使われるのは、「知らせ」が和語だからです。 4.敬語の接頭語「ご」は漢語に、「お」は和語に使われるのが一般です。 ご質問4: <(3)ご説明いたします / ご説明下さい> 上記と同様です。 1.「ご説明」とは、自分が相手に「説明する」ことです。 2.従って、「ご説明」の「ご」は、自分の動作「説明する」が向かう相手に対する、謙譲の接頭語になります。 ご質問5: <(4)ご紹介に与(あずか)りました / ご紹介いたします> 1.「ご紹介に与(あずか)りました」:  (1)ここでの「ご紹介」とは、相手が自分を「紹介する」ことです。 (2)つまり、「紹介する」は相手の動作になります。 (3)相手の動作には尊敬語を使いますから、「ご紹介」の「ご」は尊敬の接頭語になります。 (4)「あずかる」は、目上の人から自分に対するの動作に対して使われる動詞です。従って、この語を使うことで自分の位置を下げ、相手を持ち上げる「謙譲」の効果を持ちます。 2.「ご紹介いたします」: (1)ここでの「ご紹介」とは、自分が相手を「紹介する」ことです。 (2)つまり、「紹介する」は自分の動作になりますが、その動作が向かう相手に敬意を払う必要があります。 (3)ここでの「ご」は、自分の動作が向かう相手に対する謙譲の接頭語になります。 (4)「いたします」は「する」の丁寧語です。ここでは「聞き手」=「第三者」に対する丁寧語として使われています。 以上ご参考までに。

BUGELKOAR
質問者

お礼

ご丁寧な回答を本当にありがとうございました。 大変わかりやすく、すみずみまで納得のいくご説明でした。 「お」「ご」には、丁寧語・謙譲語・尊敬語の3つの種類があるとのご指摘は、目から鱗が落ちる思いです。 すべて、問題は無いということですね。 では、相手への「ご質問」もあながち失礼には当たらないのでは、と思いましたが、いかがでしょうか。

その他の回答 (6)

  • tono__
  • ベストアンサー率55% (15/27)
回答No.7

6です。 良く見たらタイトルが丁寧語「お」「ご」となっていますが、 例の1~4「お(ご)○○する」「お(ご)いたす」という場合は謙譲語です。 同じく「お(ご)」が付く場合でも、「お(ご)○○になる」だと尊敬語となります。 丁寧語というのは「です・ます」と単純に後ろにくっつける言葉のことを言います。 読んで字の如くですが、尊敬語は話し相手や、話しの中の人物の上下関係で相手を高めて敬意を表し、 謙譲語は自分の動作を低めて謙ることで敬意を表します。 「ご質問」「ご意見」「ご指摘」等と頭にくっつけるのも、尊敬語です。 因みに、 尊敬語→召し上がる、いらっしゃる、おっしゃる等 謙譲語→いただく、伺う、申す等 敬語として特別な形が出来上がっている言葉は、それ自体が敬語ですので、 6で言ったように「お(ご)」をつけると二重敬語になることがありますので、ご注意ください。 「お伺いする」「お召し上がりになる」という言葉はよく聞きますので慣用としては○ですが、 敬語に「お(ご)」がついていますので二重敬語となり、厳密には正しくありません。 本来は間違っている形が一般的に定着してしまっているので、年配の方には耳障りに聞こえるかもしれません。

BUGELKOAR
質問者

お礼

仰るように、尊敬語・謙譲語・丁寧語の用法がごちゃまぜになっておりました。二重敬語についても、勉強になりました。ありがとうございます。

  • tono__
  • ベストアンサー率55% (15/27)
回答No.6

結論から言って、1~4どれも間違いではありません。 「質問」というのは自分がすることで、相手が思っている疑問ではありませんので、 自分が相手にする質問は「ご質問」にはならないということになります。 他の1~4でも、何れも自分がする行為ですが、動作が相手を巻き込んでいますので、 「お」や「ご」を付けても間違いではありません。 「いたします」は「する・なす」の謙譲語ですが、独立した意味ですので 更に「いたします」を付けても二重敬語にはなりませんので、間違いではありません。 「お(ご)○○いたします」か「お(ご)○○します」で正しいです。 個人的には「お○○いたします」はクドく感じますので、 例に挙げられている場合だと、「ご説明します」もしくは「説明いたします」で十分だと思います。 敬語の大原則だと後ろを優先しますので、「説明いたします」が一番すっきりして聞こえがいいかも しれませんね。

BUGELKOAR
質問者

お礼

ありがとうございます。間違いではないが、クドいので慇懃無礼だといわれてしまうかもしれませんね。すっきりした表現で、失礼にもキツくもならないようにしたいと思いました。

  • nufflin
  • ベストアンサー率27% (12/44)
回答No.5

私の書き込みにお返事がありましたので、質問者さんへの参考になるかもしれませんし、再度書き込みします。 yamada365さんが調べてくださった使用例をいくつか辿ってみましたが、敬語使用のグレーゾーンで、私に言わせればどれも間違いですね。 私自身は「お知らせいたします」のように妙な違和感を感じる言葉を口にする事はありません。 そう使っている人は、あえて言ってしまうと、文句が出ないように丁寧な「雰囲気」を感じさせる語を適当に使った結果そういう言い方になったのだと思います。 (3)でいいますと、「いたします」をどうしても使いたいのなら「ご説明」ではなく「説明」とするべきですね。 「説明いたします」なら、どこもおかしくはないです。

BUGELKOAR
質問者

お礼

ありがとうございます。間違いと仰る理由を教えて頂く事はできますでしょうか? 「ご説明」が間違いなのでしょうか、または、「ご説明」+「致します」が表現過剰で、「ご説明します」で充分とのことでしょうか? ご教示下さいましたら幸いです(もしかして、この表現も間違いでしょうか?)

noname#80753
noname#80753
回答No.4

nufflinさん 「お知らせいたします」「ご説明いたします」は話言葉としてもよく聞くしよく使うでしょう? 東京ではよく聞きますよ。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr= http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%94%E8%AA%AC%E6%98%8E%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr= 「致します」は自分(達)がする場合に「する」の代わりに使う“へりくだり”の言葉です。だから自分がする紹介は「紹介いたします」になるのです。 相手の行為に使っていいのはお殿様のようなエライ人です。 お殿様が使う場合は「尊大語」と広辞苑にはありました。 相手を“へりくださせ”てえらそうな感じを出すために使うわけですね。 例 「越後屋、そちの好きに致せ」 理屈でいうと「お」「ご」は丁寧語なので相手の行為でも自分の行為でも丁寧な感じを出すために使うわけです。 ワンクッション置くような役目です。 ですから語感で不自然でなければ使っていいし、何もかもにつけるとおかしくなります。 運動なんかと同じで普段は何の気なしにできていても考えすぎるとおかしくなっていきます。

BUGELKOAR
質問者

お礼

はい、私も日ごろから、これらの言葉を頻繁に使っておりますが、ふと、これは正しいのだろうかと考えると、気になって仕方がありません。 本来の正しい日本語を使えるようになりたく思っております。

  • nufflin
  • ベストアンサー率27% (12/44)
回答No.2

いたしますが付いている言葉はどれも不自然で、このような使い方を聞いたこともないし使ったこともありません。 例えば最後の例の「ご紹介いたします」。自分が、皆様に、その何かか誰かをお披露目する。アクションを起こすのは自分です。 ですので、「ご紹介します」と言うのが普通です。

BUGELKOAR
質問者

補足

「ご」の用法よりも、「致す」の用法が不自然だとのご意見ですね、ありがとうございます。致す…の使い方については、改めて勉強したく思います。

noname#80753
noname#80753
回答No.1

ご紹介いたします は身内を紹介する時にはちょっと変かも。でも、なしとも言えません。 あとは特に違和感感じません。 どうも漢語につけるとちょっとニュアンスが違うし「ご」の方がもったいぶってるのか自分に付けるとおかしくなりやすいですね。 「ご質問」も「ご質問申し上げたように、~ 致してよろしいでしょうか」とかならありだし同じ意味でも和語で「おききして」「おうかがいして」なら違和感無いと思います。

BUGELKOAR
質問者

お礼

どの表現も、慣用的に使ってしまっていますが、もしかして自尊敬語になってしまっているのかも…と思うと、ぎくしゃくしてしまいます。 ご紹介致します…は、「紹介させて頂きます」がより適切かもしれませんね。

関連するQ&A