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食中毒検査で黄色ブドウ球菌の毒素検査のタイミングは?
- 食中毒検査で黄色ブドウ球菌の毒素検査は病因菌が不明の場合に行われます。潜伏時間が1~6時間程度だった場合は、菌培養と同時に食品中の黄色ブドウ球菌の毒素検査も行うべきです。
- 通常の加熱食品であれば、黄色ブドウ球菌が0で毒素だけが残ることはまずありません。ただし、滅菌法が特殊な場合には菌が検出できず、毒素のみが検出されるケースもあります。
- 黄色ブドウ球菌以外の食中毒が疑われる場合には、検査の優先順位や効率を考慮する必要があります。専門家の助言を求めることをおすすめします。
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ちょっと締めっぽい雰囲気になってるところにまた#1です。 何度もすいません・・・ ひとつ大事なことを忘れていたのですが、 患者さんの保有する黄色ブドウ球菌が便に出てくる場合もありますね。 もし手間でなければ、食品のエンテロトキシンも同時に行った方が、結果自体は早いかもしれません。 (ブ菌陽性、トキシン陰性の場合は他の可能性を考慮?) いずれにせよ報告にはブ菌陽性とともにエンテロトキシン型も必要ですね? 効率というかスピードを重視すると、まずは選択培地でブ菌、セレウスを同時に判定、ついでにブ菌のトキシン型もやっておくとやはり一番迅速な報告になるかと思います。 ここまで書いておいてなんですが、実務担当者ではございません。それにすごく近い研究者です。ご期待に添えず申し訳ありませんでした。
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- oil-sour
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#1です。 ブドウ球菌の疑いが濃厚でなく、かつ便や吐物からも菌が検出されなかった場合は、エンテロトキシンの検出をせずに他の原因を疑うということですね。 その場合、「黄色ブドウ球菌のエンテロトキシン陰性」という検査結果は必要ないのでしょうか(書類上、というか行政上?)。もし必要であれば、最初から菌が出ても出なくても結局試験はするわけで・・・。 とはいえ、菌が出なかった場合など、他の原因を考えて動いた方が効率がよいことは確かだと思います。
お礼
いろいろご回答ありがとうございました。いろいろなケースが有ると思いますので臨機応変に対応したいと思います。私としては教科書的に知識のある人がどんな場合の食中毒も黄色ブドウ球菌の毒素検査を菌培養と同時にしなければいけないという考えが理解できないので実務を担当している方の意見を聞きたかったのです。
- oil-sour
- ベストアンサー率68% (34/50)
個人的には賛成です。菌の同定後でもよいと思います。 逆にちょっとお聞きしたいのは、後半のところなのですが・・・ >ブドウ球菌以外の食中毒が疑われる事案の中で、検査の優先順位、また効率のことも考えて 黄色ブドウ球菌が検出できなかった場合、他の菌(嘔吐型のセレウス菌)やノロウイルスである可能性を考慮した検査と、菌が火入れで滅菌されて毒素だけが残っていた場合の毒素検査、両方を同時に行うべきか、ということを問題にしているのですか?
補足
私は通常の食品が原因の黄色ブ菌の食中毒では便からまず菌が出ると思っています。したがって便から出なかった場合、まず黄色ブドウ球菌の食中毒ではないと思っています。でもその場合でも教科書的には菌が加熱されて死んで居る場合もあり、食品の毒素の検査が必要とのことで、最初から毒素検査を求める人もいるわけです。それよりもセレウス菌やノロウィルス等の検査に目をうつした方が良いのではないかといった意味です。当然ですが最初から黄色ブドウ球菌の疑いが濃厚な事案の場合、菌培養と同時に食品中の毒素検査をやる必要性は感じています。
お礼
いろいろ教えていただいてありがとうございました。 十分参考になりました。 かなりお詳しいので国か地方衛研の研究者の方と拝察しましたが。