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黄色ブドウ球菌の培地
食品会社で品質管理をしている者です。 細菌検査に関して素人なので、教えてください。 黄色ブドウ球菌の検査で、卵黄加マンニット食塩培地を使用しています。 先日冷凍のイカの検査をしたのですが、結果を見るともともとオレンジ色の培地が赤く変色してしまっていたのです。 培地が変色したりすることはあるのでしょうか。 説明中に情報が足りない場合、追記しますので、よろしく御願いします。
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卵黄加マンニット食塩寒天は、pH指示薬としてフェノールレッドが含まれてます。マンニットを分解して酸を出す菌が生育すると、コロニーの周囲は黄色くなります。 菌によっては、マンニットは分解できなくてもペプトンからアンモニアなどのアルカリ物質を作り出すやつもいます。そういう連中が生育すると、培地はアルカリになり、フェノールレッドの赤がより強くなって、培地が赤くなります。
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noname#11331
回答No.1
変色しますよ。コロニー周辺だけだったり、培地全体が赤くなっていたり…。培地の異常ではありません。今後もよく目にすることと思います。 何らかの雑菌が増殖した結果、こうなります。私の経験上、特に一般生菌数が多い検体によく見られます。 ちなみにご存知と思いますが、これは黄色ブドウ球菌「陽性」ではありません。
質問者
お礼
ご回答下さいましてありがとうございました。 培地全体が変色することはあるんですね。 一般生菌数の結果も合わせて確認したところ、培地が変色した検体は菌数が多かったです。 大変参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
ご回答下さいましてありがとうございました。 なぜ培地が赤くなってしまうのか、わかりやすく説明して頂き納得致しました。 大変参考になりました。 ありがとうございました。