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~もの

「中南米諸国には、約160万人もの日系人が居住している。」 上の文中の「~もの」は前の「160万人」を強調していると考えても良いですか? 「~もの」は助詞ですか?  初歩的な質問ですが、よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.3

こんにちは。 >>>上の文中の「~もの」は前の「160万人」を強調していると考えても良いですか? はい。 「160万人」という数が多いことを強調しています。 --------------------------------------------- >>>「~もの」は助詞ですか?  「もの」は、先に回答があるとおり、「も」+「の」です。 「も」は、多いことや大きいことを表す副助詞(※)です。 「も」の反対の意味の副助詞(※)は、「しか」です。 「しか」を用いる場合は、否定文にします。 ※:「も」、「しか」を「係助詞」に分類する向きもあります。 Yahoo!辞書(大辞泉)では、口語の係助詞として「は」「も」「こそ」「さえ」「しか」「しも」「でも」を挙げており、 goo辞書(大辞林)では、上記に加えて「だって」を挙げています。 --------------------------------------------- 以下、実際の文について。 普通 「中南米諸国には、約160万人、日系人が居住している。」 「中南米諸国には、約160万人の日系人が居住している。」 こんなに多く 「中南米諸国には、約160万人も日系人が居住している。」 「中南米諸国には、約160万人もの日系人が居住している。」 こんなに少なく 「中南米諸国には、約160万人しか日系人が居住していない。」 以上のことからわかるように、 同じ「副助詞(係助詞)」の仲間であるはずなのに、 「も」だけは、後ろに「の」をつけることができるという特異性を持っています。 --------------------------------------------- ところが、 係助詞ではなく副助詞とされているものに「だけ」があります。 すると、どうでしょうか。 こんなに少なく 「中南米諸国には、約160万人だけ日系人が居住している。」 「中南米諸国には、約160万人だけの日系人が居住している。」 という、少ないことを強調する肯定文ができるではありませんか! つまり、 「も(の)」と「しか」ではなく、 「も(の)」と「だけ(の)」を対として考えるほうが、合理的であると考えられます。 --------------------------------------------- なお、 「も」「だけ」の後ろに「の」をつければ、形容詞として機能し、 「の」をつけなければ、副詞として機能します。 「約160万人もの日系人が居住している。」←「約160万人もの」は「日系人」を修飾。(形容詞的) 「約160万人も日系人が居住している。」←「約160万人も」は、「居住している」を修飾。(副詞的) --------------------------------------------- 長々書いて、失礼しました。 以上、ご参考になりましたら。

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質問者

お礼

とても解りやすい説明でした。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

「もの」という助詞はありません。これは「も」+「の」です。 「も」(係助詞) この場合は強調というよりも規模・程度を示しています。 「の」(格助詞) 「約60万人」が「日系人」を修飾することを示しています。

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質問者

お礼

どうもありがとうございました。

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.1

上の文中の「~もの」の「も」は前の「160万人」を強調する係助詞となります。「の」は、連体修飾語をつくる格助詞となりますから、「もの」は係助詞「も」+格助詞「の」という連語となりますから、単独で品詞があるわけではありません。

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質問者

お礼

どうもありがとうございました。

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