パンチ力には背筋って本当でしょうか?
パンチがいかに有効に効くかには
1.純粋なパンチ力自体の強さ
2.相手のどの部位に当たるか
3.相手の疲労度や打撃の蓄積
4.相手に見えているかなどのタイミング
などなど多くの要素がからむと思いますが、ここでは純粋に1.のパンチ力それ自体に限定して考えてください。
またパンチ力には筋力だけの問題でなく、フォームや腰の回転、踏み込み、フォロースルーの際の押し込みや、後ろ足によるバネなど多くが関係しますが、ここでは別論としてお考えください。
今回は上半身の筋力単体での議論に限定させてください。
さて本題ですが、巷間よくみる意見で、 「パンチ力は実は胸や腕の筋力よりも背筋力なんだ」という意見をよく目にします。
背筋というものはもちろん多くの筋群の総称ではあると思うのですが、解剖学やボディービルディングなどの特化した議論でもなければ、一般のスポーツ分野では起立筋(主にデッドリフトの主要筋)と、広背筋(チンニングやプルの動作に使う主要筋)を指すと思います。
ところで以前から疑問に感じるのですが、起立筋は主にデッドリフトのように上半身をのけぞらせるような作用の筋肉です。また広背筋は主に腕を下方向や後方向に引き付ける作用の筋肉です。
それなのにどうして 「パンチ力は胸や腕よりも背筋」というようなことが、ときに専門家からさえも聞かれるのでしょうか。
背筋が腕を押し出す動作であるパンチ力にどうして背筋が主要筋肉であるとされるのでしょうか。
私は規定体重内にギリギリ絞り込むボクシングという競技の特性上、ボクサーの多くがその体脂肪率の低さから、広背筋が目立って浮き上がって見えることから、あたかもパンチ力の強い人間は広背筋が強いという「迷信」が生まれてしまった気がするのですが・・・・
お礼
回答ありがとうございます。 早速やってみたいと思います。