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旋律的短音階の謎
ふと思った疑問なのですが。。 自然的短音階と和声的短音階のスケールは行きも帰りも一緒なのに、 旋律的短音階は行きと帰りでは違いますよね? そういうものなんだよと言われればそれまでなのですが。。 一体これはどういうことなのでしょうか??
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ラ シ ド レ ミ ♯ファ ♯ソ ラ では、 ♯ソは主音ラに向かう導音で、ラで終止する感じの役割。 下降のときは導音としての役割が必要ないことや、 下降するときに、ラ ♯ソ ♯ファ ミ とすると、 ラ ♯ソ ♯ファ ミ の部分は長音階と同じになって 短音階らしくない、というような理由があるようです。
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でも、なぜ下降のときは導音が必要ないのでしょう・・・? ラ シ ド レ ミ ♯ファ ♯ソ ラ は、 もともと自然短音階だったものに上向での終止の感じを出すために♯ソ(導音)にして、(和声的短音階) ファと♯ソでは増2度になってしまって旋律に不都合なのでファにも♯を付けて旋律的短音階にしたわけですね。 これは音階だけのことであって旋律は別です。 音階の下降での下のラで終止する感じに♯ソは関係ないです。 和声的短音階でのファと♯ソの増2度が不都合というのも、 旋律に使えないということではありません。 アラビア風の、あるいは神秘的な感じがします。
お礼
なるほど! 細かく答えていただいてありがとうございます。 とても勉強になりました!
- Ishiwara
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たしかに「そういうものなんだよ」が、最も近い答です。 先に文法があって、後から言語ができたのではありません。同様に、先に音楽理論があって、曲があとからできたのではありません。 つまり「短調」という呼び名ができる以前に、そのような種類の音楽があった、と考えればいいのではないでしょうか。
お礼
Ishiwaraさん あー、なるほど。そういう考え方ですね。 意外な答えだったので、逆に少し霧が晴れたような。。 ありがとうございます!
- trgovec
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そう言われればそうですね。 和声的と旋律的短音階で第7音が半音上がるのは「第7音→第8音」と行くときに全音(イ短調ではソ-ラ)で終止感が乏しいから半音上げて終止感を強める、旋律的短音階ではファ-ソ#の増2度は不自然なのでファも半音上げた、と読んだことがあります。 (以下イ短調の場合) F#-G#-A と上がっていく時は多くの場合コードが V7-I (E7-Am) と進む時で、これは終止の形。これならより終止感を強調するため半音上げた方がいいと言えます。 一方下がる時はコード進行はいろいろですが、A-G#-F# まではともかく A-G#-F#-E まで行くと特に F#-E のところが短調らしくないように聞こえると思います。むしろ旋律的短音階の A-G#-F-E の方が G#-F の不自然さというかエキゾチックな感じはあるものの F-E の半音が短調らしさを出しています。 曲名は思い出せませんがまれには下がる時も半音上がったままの曲もあります。確かに何か不自然な感じがしましたがこれも短調はこういうものという先入観というか学習の結果かもしれません。 正式に学んだことではないのですが、「感じ」という点からこういうことは言えます。
お礼
みなさまありがとうございます! 連休中は家にいませんでしたので、お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。 trgovecさん >曲名は思い出せませんがまれには下がる時も半音上がったままの曲もあります。 あー、確かにそうですね。 あまりこだわりすぎるのも良くないのかもしれませんね。。 ありがとうございます!
お礼
koya39minさん >下降するときに、ラ ♯ソ ♯ファ ミ とすると、 ラ ♯ソ ♯ファ ミ の部分は長音階と同じになって 短音階らしくない、というような理由があるようです。 あ!確かにそうですね。 でも、なぜ下降のときは導音が必要ないのでしょう・・・?