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島の法則
島の法則に倣って「湖の法則」も成り立ちますか?また、島の法則は植物についても成り立つのでしょうか? 島の法則とは、 http://blog.kansai.com/drcopa115/141 によると、「島に隔離されると、サイズの大きい動物は小さくなり、サイズの小さい動物は大きくなるのだ。成獣になっても仔牛ほどしかないゾウが出現し、反対にネズミは猫ほどのサイズになるという例がある。」 これは湖についても成り立つのでしょうか? また、島の法則は植物についても成り立つのでしょうか?
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「島の法則」には重要な条件があります。(1)捕食者(天敵)がいないこと。(2)同じ生態的地位に競争者がいないこと。隔離された島において上記の条件を満たす動物の中には、サイズの大きい動物は小さくなり、サイズの小さい動物は大きくなる傾向があるというものです。 大型動物には、熱の放散が難しい・寿命が長く非繁殖時期が長くなる・進化速度が遅くなる等のデメリットがあります。ですから、例えばゾウは、大型ネコ科動物がいませんし、他の大型草食動物という競争相手もいませんから、大型である必要がなく、森に生活しやすく小型になったわけです。 小型動物も大型動物の反対のデメリットがあります。熱の放散が激しくそのために膨大な食料を必要とする・寿命が短いために多産にしなければならない等で決して効率は良くないのです。ですから大型化します。 また、は虫類は成長が止まることがありませんので天敵がいなければ寿命が延び一般的に大型化します。 以上の説明でおわかりいただけたと思いますが、「島の法則」はあくまでも動物の話です。植物は光を巡っての熾烈な競争をしていますので動物の法則は成立しません。島には独特の植物が生育しますが、これはその島独特の無機的な環境のなせる技です。 「湖の法則」は完全孤立型の陸水系はほとんど存在しません。メキシコの砂漠のオアシスぐらいと思います。
お礼
分かりやすい回答、ありがとうございます。 実は同じ質問をyahoo知恵袋にも出したのですが(削除しましたが)、 まったく回答がつきませんでした。 どうもあちらはレベルがいまいちのようです。 質問もネタが多い気がします。 ともあれ、たいへん納得です。ありがとうございました。