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雷管の役目とはなんですか?
よく爆弾などの話で「雷管」という言葉が出てきますが、なぜ雷管を使うのでしょうか?あるHPによれば、「雷管を使わずに導火線を使う場合、火薬の中心に持ってこなければならない」と書いてありました。これも何故でしょうか?
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よく山で猟銃の薬莢を拾います。 後ろから見ると中心に近い所に小さい目の円状の構造があり、撃鉄で打った後のくぼみが残っています。 このくぼみのある部分の内側に衝撃で発火、爆発しやすい火薬が入っているのです。その部分が発火することによって残りの火薬が燃焼、爆発する事になります。 撃鉄で発射操作をする銃は全て同じ原理だと思います。
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以下は定性的で誤解を与える(その代わり出来るだけ分かりやすい)ような表現をしています。 『雷管』は「ちょっとした衝撃・熱等の刺激に反応して高熱と急激な気体の膨張を生じる部分(以下高感度爆薬と呼称)」と「ちょっとした刺激を与える部分」で構成されています。爆発物はその周りに「ちょっとした刺激では反応しないが高熱や強い衝撃で反応し高熱と急激な気体の膨張を生じる部分(以下爆薬と呼称)を持ちます 「ならば高感度爆薬のみで爆発物を構成すればよいのでは?」と思うのですが、そうすると取り扱いが実質不可能になります。(「ちょっとぶつけたらドーン!」「ちょっと熱を加えたらドーン!」「静電気を発生させたらド-ン!」更には「何もした覚えがないのにドーン!」では・・・) そこで爆発物全体の大きさからすると非常に小さな部分で『雷管』を構成して、意図しない刺激が『雷管』に加わる事態をできるだけ防ぎ、一定条件の刺激にしか反応しないような仕掛け作りを行い、爆発させる必要が生じた時には『雷管』に刺激を与え、所定の規模の爆発が起こるようにしたのが、一般に目にする「爆発物」です。 こうして爆発物は「取り扱いが実質不可能」なものから「相応の注意を払えば取り扱い可能」なものになります。 また、 >「『雷管』を使わずに導火線を使う場合、『火薬』の中心に持ってこなければならない」 のは『火薬』が反応する際に出来るだけ均一に反応する事を意図しています。均一に反応しないと「燃え残りの火薬」が発生したり想定した爆発の効果が起きない場合があります。(発生するエネルギーの総量が同じでも一瞬で起こるのとゆっくり時間を掛けて起こるのでは周りに与えるダメージの量や質が違ってきます) なお、以上は「爆発物についての質問であろう」という推定の上で記述しましたが、本来爆発物については 『雷管』→信管 『火薬』→爆薬もしくは炸薬 の方が用語としては適切と思われます。雷管や火薬について気になりました際は、質問者さんの方でご確認頂けると有り難いです。
- naokirin
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雷管は火花を発生させる装置です。 火をわざわざ導火線につけるより、簡単だからではないでしょうか。 火縄銃と拳銃の違いだと考えていただけると結構です。 火薬の中心に導火線を置くのは、均一に、中心から燃焼させるためだと思います。