>分詞構文は会話で使っても良いんでしょうか?
○ 分詞構文が会話で用いられることは少ないとされています。
○ その理由は、分詞構文が簡潔さを求めて用いられるために聞き手にとって必要な情報が省略されてしまい、その結果、文章を最後まで聞かなければ相手の言っていることを正確に理解することが難しくなってしうということでしょう。
○ 逆に考えれば、聞き手が容易に理解できるものであれば、分詞構文という形をとっていても会話で用いられることはあり得ますが、その例は少ないでしょう。
● 会話でも使われそうなもの
【慣用句】
(1) Speaking of music, I like classical music.
(2) Judging from the look of the sky, we can't go on a picnic tomorrow.
【付帯状況】
(3) I was lying in bed, watching TV.
(4) He was seated, (with) his leg crossed.
【接続詞を伴うもの】
(5) While waiting for the train, I noticed something strange.
● 会話では使われなさそうなもの
【文頭に置かれて用法(理由・時・条件・逆接)が判別しにくいもの】
(6) Driving on a highway at a high speed, I was caught by the police.
(7) Driving on a highway at a high speed, I saw a sign that said, "Watch for Deers."
(8) Driving on a highway at a high speed, I was late for my daughter's weddeing ceremony.
(9) Driving on a highway at a high speed, you will be in time for the meeting.
(10) Driving on a high way at a high speed is a lot of fun.
※ 最後はおまけです。(動名詞)
○ (6)以降の英文を挙げればきりがありませんね。分詞構文が会話で用いられるケースはまったくないわけではありませんが、特別な場合を除いてはやはり少ないと言わざるを得ないでしょう。
○ ご参考になれば・・・。