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独立分詞構文と理解してはだめか

某TOEFL ITPの問題集からです.文法セクションの空所補充問題で, Eventually, ------ of the atomic nature of matter, it was finally realized that magnetism and electricity were not separate phenomena. A. science when it became aware B. when science became aware C. science becoming aware D. becoming aware of the science 正解はBだったのですが,私はCが誤りだと言うことに納得が出来ません. 問題集の解説は「C及びDは分詞構文だが,この語順では以降の文が うまくつながらなくなる.」なる説明にとどまっていました. Dが不自然なのはいいですが,Cについては独立分詞構文だと考えれば 文法的に問題はないし,意味が通じなくなるということもないように思えます. 独立分詞構文は文法書などでは文語的とされていて,確かに頻用されるとは 言い難いですが,そうした慣用的な理由以外で選択肢Cの誤りを説明して頂けないでしょうか. よろしくお願いいたします。

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  • trgovec
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回答No.4

become の性質によるものだと思います。 単純形(ingのみ)の分詞構文は状態、その時点での進行、習慣的なことなど何らかの“継続的”意味を持っています。これは通常進行形にするかしないかとは別の、現在分詞が持つ本来の意味によるものです。そのため have/know/live など普通進行形にしない動詞でも having/knowing/living が可能で、「持っているので・知っていたので・住んでいるにもかかわらず」などが表現できます。進行形にできる動詞ならなおさら running/reading/playing などが「走っていると・読んでいたとき・遊びながら」と進行の意味が出ます。 一方 became aware は aware はその後継続するけれども became という動作は一瞬のものです。すると ing のもつ継続的な幅とは相容れないことになります。ではこういう一瞬の動作の動詞の進行形は不可能かと言うとそうではなく「~しようとしている・~しつつある」というように実現に向かっていること(そういう意味で進行形)になります。 he is becoming aware「彼は気づきつつある」 the show is beginning「ショーが始まりかけている」 以上から science becoming aware は「気づきつつあった」ということであり、そんなときに「ついに認識した」ではつながりが悪くなってしまうのです。 分詞構文を作るとき、前後の動詞の時制が同じなら単純形でいいと習いますが、動詞の性質によっては必ずしもそうではないのです。 became...was realized はどちらも過去ですが同時ではなく「気づいて認識する」という風にズレがあります。 ズレといえば「過去完了では?」と思いますが、接続詞がありまた誤解することがなければ両方過去形でもかまわないのです。 そういうわけでどうしても分詞構文にしたければ science having become aware とすれば「気づいた」のは永続しない完了になり、また前後関係も表せます。

qrr
質問者

お礼

なるほど,確かに現在分詞で分詞構文にするときは 継続的なニュアンスを含みますね. そう考えればCに違和感を覚えるのは納得がいきます. 丁寧な解説をありがとうございました.

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その他の回答 (4)

回答No.5

第二感(on second thought)です。 第一感は間違いでした。 すいません。 理屈のうえではCもありではないかと思えます。 大学入試問題ならこの種の問題は避けるのではないかと……。 ただ「C」だと、なんとなく座りがわるいというか、意味に切れがないというか。 そのワケをわたしなりに分析してみると、こうです。 やはり、ここは、「以降の文と……」の繋がりを「先に」言っておかないと、あとから(この文を読み終わってから)振り返って、この分詞の意味を捉え返さねばならなくなります。あるいは保留した分詞の意味を文末まで引きずっていくには、文の内容・長さの点でつらいものがあります。その時間(差)が、「C」の瑕疵なんだと思われます。 これは文法論でも統語(構文)論でもなく、あえていえば修辞論として「C」を避けるのではないでしょうか。 こういう問題を出したほうは、深く考えもせずに、たぶん何となくこうだと(実感主義的に)思っているに違い在りませんよ。 「そういう言い方はしない」という、その勝ち誇ったような立ち位置に逆襲する日はないんですかね(ぐちです)。

qrr
質問者

お礼

TOEFLは単純な文法論だけでなく自然な表現を理解しているかも問うらしいので その点は私は気にしていません.言語なので実感主義的な部分も大事でしょうし. ただ,そのあたりきちんと問題集の解説に書いておいて欲しかったなあとは思いますね. これ以上言及はしませんが,この問題集他にもかなり突っ込みたいところがあって (解釈の不明な点や,説明不足に思える部分) どうなのかな,と感じているところです.

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回答No.3

たんなる第一感を申し上げます。 BとCのどちらかなら、やはりBです。 Cでいくなら「science having beocome aware」というくどい形になるので避けたい気分がはたらきます。

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noname#202629
noname#202629
回答No.2

ANO1です。 A. science when it became aware 接続詞はwhichまたはthatでwhenはX  は接続詞ではなく関係代名詞です。

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noname#202629
noname#202629
回答No.1

Eventally, science became aware of the atomic nature of matter, it was finally realized that magnetism and electricity were not separate phenomena. この文章のitは何を示すかです。 ↓ Science became aware of the atomic nature of matter, science was finally realized that magnetism and electricity were not separate phenomena. この文章の頭に、副詞のEventuallyを持ってきただけでScince everntally become aware.....としても構わない。よって削除した形で話を進めます。 上記の文章を文法的に正しくするには、 1)ピリオドをつけて2文に分ける。 Science became aware of the atomic nature of matter. It(science) was finally realized that magnetism and electricity were not separate phenomena. 2) 接続詞を使う When science became aware of the atomic nature of matter, it was finally realized that magnetism and electricity were not separate phenomena. 3)関係代名詞で繋ぐ Science that became aware of the atoic nature of matter was finally realized that magnetism and electricity were not separate phenomena. 4)分詞構文を使う Becoming aware of the atomic nature of matter, it was finally realized that magnetism and electricity were not separate phenomena. 回答をみると A. science when it became aware 接続詞はwhichまたはthatでwhenはX C. science becoming aware 主節と従属節の主語が同じため独立分詞構文ではない。X D. becoming aware of the science 主節と従属節の主語が同じためof the scienceはいらない。X

qrr
質問者

補足

その解釈だとかえって不自然なように思えるのですが・・・ realize の意味は「知る・気がつく」ないしは「実現する」で 今の場合は明らかに前者ですよね. Science was finally realized that...だと「科学は(that節)のように知られた・・・」となりますが, それよりは It = that節即ち仮主語と理解して「(that節)が知られた」とするべきと思っています. 私がCを否定できないのは,従って主節と従属節の主語は以上のように 異なると認識しているからなのですが,それが誤りでしょうか? 例えば「科学 ``理論'' は(that節) として実現された」ぐらいの含みがあるなら it = Science でも納得できますが,やや拡大解釈すぎるようにも思えます.

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