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よし子ちゃんの バカ

「よし子ちゃんの バカ!」 って言ったときの、「の」についてうかがいたいのですが。 辞書をひいたときに出てくる用法のどれにも当てはまらないように思います。 これは、「よし子ちゃんは(が) バカだ」ということですね。 それに、ほんとはそんなに嫌いじゃないけど、というようなニュアンスがふりかけてある。これがすべて、この「の」に関わっているんじゃないか、と思うのですが。 どなたか、説明していただけませんでしょうか。

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回答No.1

そうですね。でも私の見解はちょっと違います。 ご存知のように「の」というのは、あとに来る言葉の内容や状態・性質について 限定を加える事を表す場合、例:〔私(の)本〕もあれば、相手を説得させる意味で用いられる〔勉強してればいい(の)〕など、実に沢山の意味がありますよね。 その中でも「よし子ちゃん(の)バカ!」は私の見解として、 一種の感情的表現だと思います。 これは言い換えると、「よし子ちゃんは(普段)はバカじゃないけど(今の)よし子ちゃんはバカだよ!」となります。つまり、言っている本人は彼女を本当は(普段は)バカだと思ってないけど、今だけバカだと思ってるんです。 要するに「あいつはバカだ」というようないつもバカだという認識があるのとは また違い、(本当は)よし子ちゃんはバカじゃないけど、今(の)よし子ちゃんは バカだと思う。これは心理的な要因があると考えます。 この場合の「の」という言葉は単語ではありませんので、あくまで、文体を 繋げる為のサポ-ト的な意味で用いられますから、これにすべてのニュアンスが 加わっているのはちょっと無理があるような気がします^_^; あえて言うなら私はこれを一時的感情表現の意味での(の)だと考えます。 ふ~~、言葉って難しいね・・。 こんなんでどうでしょうか?

tun
質問者

お礼

さっそくありがとうございます。 「一時的感情の(の)」! 面白いと思います。 ですが、この用法の(の)には、他にどんな例があるんでしょうか。 手ごろな例があったら、また、教えてください。

その他の回答 (5)

  • gonta-11
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回答No.6

 これは難しいですね。  格助詞「の」は連体格を示すものです。確かにそう言ってしまえばおしまいなのですが、連体格にもいろいろあります。いろいろはここでは省略するとして、このように考えてみましょうか。  「ばか(だ)」はおそらく形容動詞ですから、「ばか」は形容動詞の語幹用法と言うことができます。ですから厳密には「の」が連体格ではないということになります。しかし、同じ意味で「よし子ちゃんのばか野郎」ということもできますね。 この場合「ばか野郎」は名詞ですから、連体格といえます。  今回のテーマを使ってこのような言い方もできますね。「良子ちゃんのばか野郎が私の本を破りやがった」  この文の主語を「弟の三郎」としてみましょう。つまり「弟の三郎が私の本を破りやがった」この場合の「弟の」は連体格ですが、所有ではなく同格です。「弟、すなわち誰かというと三郎」ということでしょう。同じ理屈で行くと「よし子ちゃん、すなわちどんな人かというとばか野郎」と考えられないでしょうか。  これを感嘆文として独立して使う場合に「よし子ちゃんのばか野郎!」つまり、「よし子ちゃん、すなわちあなたはばか野郎なのよ」となり、さらに短く「よし子ちゃんのばか」となるのだと考えられます。  たしかに「弟の三郎!」と独立して使うことはまあないと思いますが、これは意味の問題であって「三郎」が客観的事実であるのに対し、「ばか」は主観的であるからだということになるでしょうか。

  • paatje
  • ベストアンサー率51% (23/45)
回答No.5

「が」の代わりに「の」が使われるというのは、 よくありますが、この場合、どうなんでしょう? 「が」が「の」に代わるのは、あくまで連体修飾節のなかだけの現象ではないでしょうか? ○「雨が降る日」⇒「雨の降る日」 ×「雨が降る。」⇒「雨の降る。」 #統語的に詳しく考えると、[[雨が降る][日]]という #構造から「雨が」の部分が抜け出して、 #[[雨の] [[t 降る][日]]]という構造になったのでは #ないかと(個人的に)思っています。 #ここで、t は、[雨が]が移動した痕跡(trace) とすれば、 「よし子ちゃんのバカ」は連体修飾節だという 可能性を検討すべきですが、ちょっと無理はないでしょうか? 結局、*この場合の*「の」は、「が」が交替したものではなく、本来別のものだと考えるのが妥当だと思います。 「よし子ちゃんがバカ」と言ったときと ニュアンスも違いますよね。 #↑は、「誰がバカか?」と聞かれての答えでしょう。

noname#1019
noname#1019
回答No.4

辞書にはこう載っていました。 (2)《文の成分を成す句「A~B」で》(ア)Aがこの部分の主語であることを示す。「僕の読んだ本はこれだ」「雨の降る日には出掛けない」「しっぽの短い猫」→「が」で置きかえられる。(イ)《Bの末が連体形で、後で用法(3)の「の」を伴い》BであるようなAの意を表す。「映画の面白いのを見よう」「小鳥のかわいいのを飼いたい」 (3)対象化するのに使う。この「の」に終わる結合全体で一つの体言と同等の働きとなる。 つまり「の」は「が」に置きかえられるってことですね。

  • stomachman
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回答No.3

呼んだ?バカですけど。今、呼んだでしょ? 「の」以前に、「バカ」って、品詞からして分からないんですよ。とほほ。 やっぱりバカだろ。バカに決まってる。バカで悪かったね。バカだったなー。バカだよ今でも。バカなら黙ってろ。すいません。(そんなバカな。)名詞であり、形容動詞にもなっちゃう。 形容動詞って物がソモソモ虚構なのか?もう日本語文法のバカ~。 「の」に関しては、「stomachmanはバカ!」じゃ身も蓋もないというnayamuotokoさんの回答に納得しまくってます。全然悩んでないや。倒置じゃないかと思うんですよね、たぶん。  『バカのstomachman』  『デベソのstomachman』 (うう。...いや、子供の言うことですから、大目に見てやりましょう。)  小さい子は「stomachmanの~」の後ろに何でも構わないから汚い言葉をくっつけますが、ちょっと大きい子になると文法が洗練されてくるようです。じゃあ、小さい子風に、形容動詞にならない、はっきり名詞と分かるものをくっつけるどうなるんだろ。 ・stomachmanの冷やし中華!  おい、取るなよstomachmanのだゾ。これは意味が全然違うじゃありませんか。  『冷やし中華(であるところ)のstomachman』 という意味で言ったんだとすれば、ちょっとシュールです。

  • nemomo
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回答No.2

主格の「の」というのは、きちんと辞書にのっています。 例えば、「体裁 の 悪い」など。 厚めの国語辞典をひけば、感嘆文など紋切り型の表現で こうした表現を使う旨が記されています。

tun
質問者

お礼

そうですか、主格の「の」なんですか。 「体裁の悪い」、「よし子ちゃんのバカ」。うーん。 同じですねえ。 このニュアンスみたいなところに、ひかれるんだけどなあ。 よしこちゃんの場合、呼びかけていますよね。 「よし子ちゃんの!」 「バカ!」 これは、単によし子ちゃんがバカであると言っているのと違うような気がするんですが。 違うような気がしたいってとこでしょうか。 ありがとうございました。

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