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美について(美意識の探究)
あなたの記憶の中で、今までに最も印象に残っている「美しい」と感じたもの、ことを教えてください。そして、その理由も分析してみて下さい。 たとえば、いつも競馬場に行くけれども、競走馬は芸術作品とも言えるもので、○○○○号は特にそうだった。なぜならば、・・・・・。という感じでお願いします。 最終的には、実例に基づく美意識を展望してみたいと考えています。様々な視点を知りたいので、よろしくお願いします。
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通勤時間帯とは異なる時間に乗った山手線の向かいの席に座っている 若い女性。 その容貌が、私にはこの上なく美しいものに思えた。いちどちらりと盗み見したら もう一度見たくてたまらなくなった。ただ眺めているだけで、この上なく幸せな 気分に浸れるようなそういう美しさだった。 くっきりと見開いた双眸、細くたおやかな曲線を描く眉。小さく形のよい唇 それらのものを私は幾度かの盗み見で、シャッターを切るように瞼に焼き付けた。 綺麗だ。 こんな綺麗な女性が、昼間の平凡な電車の中に存在していいのだろうか。 私は、目の前の美しい存在が消えてしまわないように視覚の記憶を包み込むように 目を閉じ、しかしもう一度視たいという欲求に耐え切れず、幾度も目を開いて 彼女を見た。 相手も気付き、ときどき怪訝そうな顔つきで私を見た。気付かれたことが恥ずかしく 私は、また目を閉じた。眠ったふりをしたつもりが目をあけるとまた彼女を見て しまう。 美しい。すばらしく美しい女性。非の打ちどころのない整った容姿。 そういうものが間近に存在すること自体、一幅の名画を鑑賞するような 心が洗われるような気持ちだった。 ここまで美しい女性には、日常のバックグラウンドなど想像する必要も無い。 女神が突然山手線の電車に舞い降りることなどないにしろ、そういう錯覚に おそわれてもおかしくないほど綺麗だった。 美しい、綺麗だと脳裏でつぶやく意外に、なにもなすべきこともなく私は 自分の降りるべき駅につき。 電車の窓越しにもう一度女神の黒く潤んだ双眸を眺め、天国のような電車の ひと時に別れを告げた。 なんで、あれほどの美人が世の中に存在するのだろう。
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- hosiboshi
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月です。 夜空を見上げて月を見て、美しいと思いました。 実際空気が澄んでいて綺麗だったのですが、どうもそのときの状況。 人間の心も影響するみたいで、なんとなく気持ちが澄んでいるときとか、感慨にふけっている時にそう感じました。 生まれてからずっとお月様は見ておられるわけで、なにかしら言ってくれているような気がしました。 その時は良く頑張ったねと言ってくれたようでした。 あと夕陽ですね。
お礼
書き込み、ありがとうございます。 「月」と「夕陽」の方もそうなのかもしれませんが、 自分の心が影響していて、「気持ちが澄んでいるとき」、「感慨にふけっているとき」でないと、美しいなんて感じられないというのは、同感です。ハッピーな気分と共感しているのでしょうか。 殺伐とした心境では(実際はそこまでひどい心境では無くても)、美しいもの・ことを美しいと感じられない、気付けない状況って、確かにあると思いました。いろいろと参考になりました。ありがとうございました。
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お礼
この世のものとも思えない、美の女神のような人 記載されたことから推察するイメージはこんな感じでしょう。 偶に、存在しますね。よく分かる気がします。 美しい容姿、綺麗、美意識の基本中の基本の例です。 完全なものに、憧れているのでしょう。 「非の打ち所のない」もので、理想的な姿を見て、 「この上なく幸せな」、「心が洗われるような気持ちだった」 ということなので、やはり心に大きな影響を与えているし、 また、心の方でも感受性が豊かでないとこのように表現できない でしょうから、心とかなり密接なことを改めて実感しました。 ありがとうございました。