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気孔と蒸散について
植物の気孔の開閉と蒸散の量は、光・温度などに左右されますが、 湿度についてはどのように変化するのでしょうか? 高湿度の状態にしてやると、 (1)気孔は開く?閉じる? (2)蒸散の量は増える?減る? 以上2点についてご教授願います。 自分は大学ですこし生物学をかじっています。 よろしくお願いします。
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「Google」(↓1番目)で「湿度 気孔 蒸散」を検索してヒットしたページの中に次のものがありました。 ◎ 光合成について(温度と湿度) (↓2番目) 「3 湿度と温度の関係」を御覧下さい。『大気の湿度が高く相対湿度にあまり差がない場合は蒸散速度はさほど変化しない』そうです。 ◎ 光合成について(CO2の重要性) (↓3番目) 「気孔の抵抗」を御覧下さい。 ご参考まで。
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気孔の開く第一次の要因は,光です。孔辺細胞は,植物の表皮組織で唯一葉緑体を持った細胞です。このために光が当たりますと,光合成により産出された光合成産物が原因で,周りの細胞より浸透圧が高くなり,周りの細胞から吸水することにより気孔は開きます。 第二の要因は,気孔の孔辺細胞と周りの細胞との間に浸透圧の差が有るか無いかです。 例えば良く知られていることですが,良く晴れて低湿度の日中は気孔は開きません。気孔からの蒸散量が多くなり,周りの細胞の浸透圧も高くなりますと,孔辺細胞との浸透圧の差が無くなるからです。 この第二の要因を決定づけることは簡単なことではありません。様々な要因が複雑に絡み合っています。 rei00さんの探してくださったURLはその辺の難しさが述べられていて良いものと思います。いつものことながら感心します。
お礼
詳細な回答ありがとうございました。 大変参考になりました。
- hajime40
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>高湿度の状態にしてやると、 >(1)気孔は開く?閉じる? 気孔の開く・閉じるは、湿度に関係ありません。 根から水分が吸収され、ある一定の量を超えて水分を吸収してしまうと口辺細胞に水がたまり、その膨圧によって気孔は開くものですからね。 (2)蒸散の量は増える?減る? 気孔が開いたとしても、高湿度の元では、蒸散量はおさえられるでしょうね。だって、取り込んだ水分を蒸散させようとしても湿度が高い状態では水分が水蒸気となって空気中に溶け込むことはかなり少ないでしょうからね。「飽和状態では、蒸散がほとんど起こらない」と考えていいのでしょうね。 といったところでしょうが、間違っているかもしれません。一つの参考にしてみてくださいね。
お礼
回答ありがとうございました。 なかなか微妙ですよね~。
お礼
参考サイトを見てかなり理解できました。 回答ありがとうございました。