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有機ELディスプレイの画素について
こんにちは。 有機ELについて発光原理とかいろいろ調べていて分からなかったことがあるのでぜひ質問させてください。 えっと、有機ELディスプレイには赤、青、緑の三原色が使われていると思うのですが、やっぱり画像を綺麗に見せるためには画素数が多くなければならないじゃないですか。そのためにはひとつひとつの有機EL素子を超小さいサイズに設計して並べる必要があるんですよね? 逆に下敷きほどの面積の照明器具を有機ELで作りたいときは、陽極陰極それと有機材膜の面積を大きくしてあげればいいと思うんですが、ディスプレイの場合はやっぱり極小面積の有機ELを赤青緑それぞれ並べてるってことなんですよね?? これが分かれば結構頭がすっきりするのでぜひ分かる方がいらっしゃいましたら教えてください。 お願いします。
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- kouji_124
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#1,2です。 電極は1画素に1本ずつ配線していくと600万本以上(フルHD:1920×1080×3組)必要に成ってしまうので、「マトリクス」と呼ばれる方式が採用されています。 マトリクス方式は電極を水平方向と垂直方向に張り巡らせた格子状に配置します。 この方式だとフルHD(1920×1080)で9000本の配線で済みます。 http://www.sharp.co.jp/products/lcd/tech/s2_4_3.html 参考URLを元に説明すれば、[X1]に+を接続し[Y1]に-を接続し、それ以外の[X2][Y2]には電圧を加えないようにしてあげれば、[X1]と[Y1]の交差する部分だけが光ります。 http://ascii24.com/news/i/tech/article/1999/09/30/604716-000.html
- kouji_124
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#1です。 >ひとつの大きさはどれくらいのサイズになるのでしょうか?? #1の回答でも書いた通り、モニターのサイズや解像度によって異なってくる為、一概に「これ位」とはいえません。 先ず、37インチのHDTV(1920×1080)の場合を計算すると、有効表示範囲が約「819mm×461mm」ですので、819mm÷1920画素≒0.43mm(430μm)、461mm÷1080画素≒0.43mm(430μm)になります。 RGB各色辺りは、0.43÷3≒0.14mm(140μm)となります。 32インチのHDTV(1920×1080)の場合は、有効表示範囲が約「698mm×393mm」ですので、698mm÷1920画素≒0.364mm(364μm)、393mm÷1080画素≒0.364mm(364μm)になります。 RGB各色辺りは、0.364÷3≒0.12mm(120μm)となります。 また、24.1インチのWUXGA(1920×1200)モニターの場合は、有効表示範囲が約「518mm×324mm」ですので、518mm÷1920画素≒0.27mm(270μm)、324mm÷1200画素≒0.27mm(270μm)になります。 RGB各色辺りは、0.27÷3≒0.09mm(90μm)となります。 最近のノートPCで使われている15.4インチWXGA(1280×800)のサイズで計算すると、有効表示範囲が「331.2mm×207mm」ですので、331.2mm÷1280画素≒0.25875mm(258.75μm)、207mm÷800画素=0.25875mm(258.75μm)になります。 RGB各色辺りは、0.25875÷3≒0.086mm(86μm)となります。 実際に市販されているSONYの有機ELディスプレイ「XEL-1」(解像度: 960×540)では、有効表示範囲が約「251mm×141mm」ですので、251mm÷960画素≒0.2615mm(261.5μm)、141mm÷540画素=0.261mm(261μm)になります。 RGB各色辺りは、0.2615÷3≒0.087mm(87μm)となります。
- kouji_124
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高画質の有機ELディスプレイを作る為に微小素子を並べる必要性が必ず有るとはいえません。 PC用のモニターの場合、17インチのSXGA(1280×1024)とUXGA(1600×1200)を比べれば、UXGAのモニターの方が1画素辺りのサイズは小さくなくてはいけません。 しかし、テレビの場合はHDTV(1920×1080)の様に解像度が決まっている為、画面を大型化することで1画素辺りのサイズを大きくする事が出来ます。
お礼
回答ありがとうございます。 ぼくの質問の仕方が悪かったのかもしれないですが、微小素子に有機ELを使う場合、その素子ひとつの大きさはどれくらいのサイズになるのでしょうか?? どんだけ小さいのか知りたいんです☆
お礼
再度回答ありがとうございます☆ 僕が求めていた回答はこれでした!! つまりひとつの画素の面積を構成している中にRBGの三色が存在することになるんですね!ってことはRGB各色の素子ひとつひとつはマジでめっちゃ小さい数十マイクロメートル^2のオーダーの大きさってことですよね!?それってすごい技術ですね!! なるほど、これで疑問がまたひとつ解決しました☆ ありがとうございます。 ここまで詳しく回答していただいて本当にありがたいのですが、新たな疑問がひとつだけ生まれたので教えてくださるとうれしいです。 えっと、つまりこれまでの話ですと、ディスプレイには膨大な数の有機EL素子が使われているわけですが、それぞれの素子への配線はどのようになっているのでしょうか?? なぜ有機ELディスプレイは薄いのか、配線に工夫がされているのは確かだと思うのですがどのような構造になっているのか知りたいです!! ぜひ教えてください。何度も質問してしまって本当にごめんなさい。