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卒論ってどうすればいいのでしょうか?(言語関係に強い方宜しくお願い致します)
こんにちは。 私は、外国語(特に英語)について学んでいて、 だいぶ前から卒論について何を書こうか迷っているのですが、 正直、何を書けばいいのか迷っています。 教授曰く、仮説を立てて、検証していくとのことなのですが、 問題なのは私の仮説が立てられないということです。 私は、時制とかアスペクトについて興味があって、文献をそれなりに読むようにはしているのですが、特に文献を読んでいてもそのまま合っているなぁと思うだけで、そこから疑問点なり批判点が生まれることなく、特に自分の仮説というものが浮かばないのです。 何となく英語より日本語の時制のが面白いなと思ってきたくらいで、どうしても具体性に欠けて、もう何について書けばいいのかホント困っています。 一体、どうしたらよいのでしょうか? 大変申し訳ありませんが、回答宜しくお願いいたします。
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私は、理系で卒論がなかったのですが、英語ならば生成文法などはどうでしょう。ドイツ語との比較もいいかもしれません。
- Piedpiping
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>時制とかアスペクトについて興味があって う~む、漠然としてますねぇ。 まず、理論を決めましょう。 生成文法でも、認知言語学でもなんでもよろしい、指導される教授の専門に合わせるのがいいでしょう。アドバイスをもらいやすいので。 次のその分野で一番新しい論文を読みます。たとえば、認知言語学なら、 樋口 万里子(2007) 「英語の現在完了形の時制の意味機能」 『日本認知言語学会論文集』7, 457~467.(日本認知言語学会) 森 芳樹(2006) 「時制の主観性とコンテクスト依存性」 『日本認知言語学会論文集』6, 536~539.(日本認知言語学会) などなど。 くわしくは、教授と相談すること。 ここでは説明の都合上、認知言語学ということにしましょう。 さて、つぎに、手持ちの例文を総動員して、これが全て説明できるかどうか検証する。例文は自分で集めたものが一番いいが、文献から拾ってきたものでもよい。たとえば、 三原健一(1992) 『時制解釈と統語現象』くろしお出版 Declerck, Renaat (1991) Tense in English: Its Structure and Use in Discourse. Routledge. Declerck, Renaat (1997) When-Clauses and Temporal Structure. Routledge. などなど。 とくに、理論によって扱いが異なる例文がよろしい。 このようにして、読んできた認知言語学の論文ではどうもうまく説明ができないような、どう説明したらいいのか分からないような例文を見つけます。見つからなくてもむりやり何かひとつ、決めましょう。たとえば、 I was standing there lost in thought when I was called from behind. 「考え込んでそこに立っていたら後ろから声をかけられた」 これは上で挙げた Declerck (1997) で扱われているタイプの when 節です。(本音を言えば、この構文は有名すぎるので、読まなければならない参考文献が多く、お勧めはしません) で、認知言語学や構文文法でこれをどう説明するか、考えてください。 要はまず理論を決めて、それから何かひとつの構文に的を絞ることです。次のその理論のテクニックを駆使して、その構文にアタックするのです。 頑張ってください。