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今金利を引き上げない理由。
現在国際商品市場では投機によるインフレが進行していますが過剰流動性の元凶である低金利をやめれば商品相場が安定し日本経済全体としてはそれなりの利益があると思いますがどうして低金利を維持していられるのか解らないので説得力のある説明をお願いします。
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- gootttt
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>日本は債権国なので金利が高いと海外からの利払いが増加し日本にとって利益があると考えています。 債権の裏側には必ず債務があるので、国全体では殆ど+-0に近いです。 国際金利を考えるのであれば日本一国の影響は殆どないと思います。 そして何より重要なのは資産がどう使われているかだと思います。 ただでさえ現在は資金供給過多で資金需要過少であり、現在では貴重な国民資産は大抵国債などが塩漬けにされているわけで、折角の国民の貯蓄が無駄な道路などを作るのに使われているわけです。金利を上げれば供給はさらに増え、需要はさらに減るでしょう。 これを回避するには貯蓄から投資へ移行させることが重要だと思います。それには債券の価値を低いまま留めておく方が都合がいいと思います。 >国際商品市場のインフレの原因の大きなものは、過剰流動性による投機にあると考えられますが、 私はそれほど大きいとは思いません。彼らは実需があるから投機しているのです。 これは構造の変化であり、投機はきっかけに過ぎないので、いまさら元に戻らないと思います。 >それを防ぐには金利の上昇による流動性の抑制が効果があるのではないか。(略) ですから、これ以上の上昇を防ぐ効果はあってもそれほど大きい効果はないと思います。 全く効果がないとは思いませんが、現在信用収縮に世界経済が帯びているこの経済情勢下で利上げをしてまで得るものがあるとは思いません。 より重要なことは生産活動を萎縮させないことです。 >又資源をが高い或いは実需があるということは資源をたくさん消費するわけですから必ずしも資源をたくさん消費したいという声は聞こえても資源を節約しろという声では無いと思います。 これは少々視野が狭すぎると思います。 石油などの必需な資源は短期的には消費量は殆ど変わりませんが、長期的には変わります。 もう少し後半に長期間に視野を向ければ、この原料高で様々な資源節約や資源代替の技術や試みが研究・実践させられているのが分かると思います。
- gootttt
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利上げにもデメリットがあるからです。 デメリット1 企業の設備投資が減速する デメリット2 (原材料以外の部分の)デフレが進む その結果 投資・生産・消費活動が減速し経済活動が減速する恐れがある ただし、デフレは原材料高がここまで進めば、今までと同じ調子で語るわけにもいかないですね。 補足 原材料高は世界的カツ構造的問題なので、世界全体で利上げをしてもどれだけ抑制できるか分からない。 (そしてその時の経済への影響は酷いものになるでしょう) まして、日本一国で利上げをしてもどうしようもない。日本経済へのダメージの方がずっと大きい。 ●私論1 また、そもそも現代のような金余りでモノ余りな社会で、『金をただ預けるだけ』の行為に対して高い利息を払うというのが正しいのか疑問に思います。 ●現在の商品高騰に対する私論 過剰流動性で商品相場が高騰しているという面もあります。 しかし、それよりも何よりも以下の二点が大きいのだと思います。 1.実需がある 猛烈な勢いで原材料高が進んでいるにもかかわらず、オイルショックほどのダメージは出ていません。それだけの実需があるからです。 また、オイルショック時と違い現在は資源輸出国がその金を消費や投資にまわしており、それが先進国の生産を促しています。 これはそれでも十分経済が機能していると言うことです。確かに先進国の消費水準は多少減少するかもしれませんが、その分資源輸出国が消費や投資を増やしているわけです。 つまり今の価格が以上に高いとは一概に言えないわけです。 だからこそ、投機の流入が止まらないのです。 2.金融構造の変化 今までの金融商品といえば、主に株式と債券でした。 商品相場は、主に商品の流動性を高めるために使われていたわけです。 つまり今までは、まず株式と債券の相場が規定され、それによって規定された経済水準によって商品相場が規定されていたわけです。 しかし、現在は商品も金融商品の一つになってしまったわけです。 これにより貯蓄資産が直接商品市場に流れ込み、商品相場が急騰したわけです。 ですから、今までのように不景気になれば、利下げをして債券市場から金を追い出して株式を買わせるという金融政策はやりにくくなったと思います。利下げをしても皆が株式ではなく商品を買えば、利下げはインフレに直結することになります。 しかし、それと同時にこれは構造上の問題であり、いまさら利上げをしてもインフレを抑制する程度以上の効果を得られるとは思えません。 私論の結論 現在の急騰は株式と・債券・商品の価値が調整されているのだと思います。 もっと言えば市場が『資源を大切にしろ』と言っているのだと思います。
お礼
長文のご回答ありがとうございます。この問題自体かなり多様な回答が可能なので、どうも論旨を自分で整理し切れないので質問してみた結果かなり失礼に近い厳しい内容の補足になっていることをお詫びします。
補足
質問の内容を整理します。 日本は債権国なので金利が高いと海外からの利払いが増加し日本にとって利益があると考えています。 国際商品市場のインフレの原因の大きなものは、過剰流動性による投機にあると考えられますが、それを防ぐには金利の上昇による流動性の抑制が効果があるのではないか。これも日本は資源輸入国なのでメリットが大きいと考えています。 確かに実需に基づく部分が資源インフレの原因の大きな要因であることは否定しませんが、投機資金の力の源は低利で資金調達できることにあると考えていますので、金利の上昇は待った効果があると考えています。また金利が上がれば貯蓄は再び投機市場からは退出すると思います。 又資源をが高い或いは実需があるということは資源をたくさん消費するわけですから必ずしも資源をたくさん消費したいという声は聞こえても資源を節約しろという声では無いと思います。
- ppg-2
- ベストアンサー率39% (77/193)
グローバルにみれば、そうかもしれませんが、日本はスタグフレーションの懸念さえある状況ですから、他の先進国並の金利に引き上げることは不可能でしょう。 さらに、多額の借金を抱えており、プライマリーバランス黒字も達成していない現時点で金利をあげることは、自殺行為でしょうね。 勿論、債権大国の日本でなければ、国債価格は暴落し、はるか昔にインフレ、高金利になっているでしょうが。
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
プライマリーバランスの欠如は、基本的にマクロバランスの回復によるのが筋道としては正しいと思います。 又、債権大国であれば国全体としてのレベルでは金利が高いほうが実入りがよくなると思いますがいかがでしょうか? 後スタグフレーション修正は金融引き締め物価安定景気回復という流れのほうが経済史の観点からは正しいように思われますがいかがでしょうか?
- netcatme
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金利を高くすると、現在では海外からの投資が集まりインフレ材料にななります。海外からの投資は円高への圧力になり輸出産業を圧迫し、また企業の借金の利子を膨らまし、不況懸念が強まります。 私は金利引き上げ派ですけどね。
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
金利が上昇した場合物価高というのは経済学的には説明がつかないとおもいます。通常円高、輸入物価下落、国内物価下落という流れが自然なように思われます。円高がなぜインフレの原因になるのか説明をお願いしたいと思います。 後説明不足でしたが、金利の引き上げは為替、物価、景気等を勘案しながらゆったりと調整しながら上昇させることは当然でバブルの後のような、急速な公定歩合の引き上げを目論んでいないことを念のために申し上げておきます。また変動相場制では、長期的には為替変動は、インフレ率、投資機会等に影響を受けながら変動することは経験的に理解できるはずでそのリスクヘッジをしながら経済活動をすることは当然のような気がしますがいかがでしょうか。
お礼
投機資金のバルブを閉めればという問題提起をご理解いただけなくて残念です。ご回答ありがとうございました。