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インフレ率355,000%の世界とは?(ジンバブエ)
ジンバブエのインフレ率 2003 385% 2004 624% 2005 586% 2006 1,281% 2007 66,212% 2008 355,000% インフレが35万というのは考えづらいのですが、どういう経済状況でしょうか? 人々の生活はどうなってますか? 1.貯金の金利はどうなってます?貯金していると一年後には紙くず同然でしょうか?それともそれなりの金利がつくのでしょうか。 2.100円のりんごが翌日には97,300円になって売っているのでしょうか?それとも案外市場などでは問題なく商品が売買されている? 3.給与などは物価スライドしますか? よろしくお願いします。
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>1.について ハイパーインフレになれば、普通の人は自国通貨で貯蓄することはなくなることが予想される。自国通貨自体が流通しない事態もありうる。 例えば、政府の取り引き以外の市場からジンバブエドルは消え、アメリカドルによる売買や物物交換しか成立しなくなるような状況が考えられる。 名目金利<インフレ率なら、預け入れる人いないよね。 >2.について 計算間違い? インフレ100%で2倍。年の利率を日の利率に変換するにはべき数で計算しないと。 計算式は、<(355000+100)/100>^(1/365)で、1.02265。 1.02265を365回かけると、3551になる。 年始1円のものが年末に3551円になる水準のインフレで、100円のりんごが翌日には102円26銭ぐらいになるということ。 >3.給与などは物価スライド 日給に変わった上で、現物支給か、外貨支給じゃないと雇用関係が成立しないのでは?
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- k99
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ジンバブエの様子は分かりませんが、似たような超インフレに見舞われた国にドイツがあります。 WW1で敗北し、メタメタになった経済に加え、なぜか中央銀行が札を刷りまくるというオシャレな政策を強行した結果、月のインフレ率が300%という事態を迎えました。 最後には旧1兆マルクを新1マルクにするデノミをやったほどです(つまり物価もそのぐらいには上がっていた) こういう世界だと 預貯金は意味がありません。紙屑です。一番悲惨だったのは年金・恩給生活者。額面でしかお金が来ませんから。 月給取りも悲劇的です。賃銀のスライドはありますが、それでも物価上昇には追いつかない。 日給取りですら、現金を受けとったら即座に市場でそれを物に変えなければなりません。真実かどうかは不明ですが「コーヒー代は前払いで(後払いにするともう価格が上がっているから)」という話が有名です。 こうなると、物を持っている者が圧倒的に有利です。なので、売り惜しみが発生し、物価高に拍車をかける。それ以上に有利なのが外貨を持っている者ですが。 なので、外貨生活に入る層、物々交換に入る層(例えば農民とか)が上下に広がり、真ん中に挟まれた中産階級が直撃を喰らうのではないでしょうか。 http://stockkabusiki.blog90.fc2.com/blog-entry-156.html がジンバブエの現状な訳ですが、当時のドイツと言えば http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3#.E3.83.89.E3.82.A4.E3.83.84.E3.81.AE.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.83.95.E3.83.AC http://kyorochan.seesaa.net/article/17329856.html#more http://enjyuku.noblog.net/blog/c/10244864.html こんな感じです。 ま、似たり寄ったりと言えましょう。 ちなみに10兆マルク紙幣はこちらに(札のつくりが投げ遣り)。 http://www.netlaputa.ne.jp/~kitsch/note/din.htm