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高分子ミセルの大きさ
一般に高分子A,高分子Bの2つの高分子から成るグラフト共重合体やブロック共重合体は、A成分の良溶剤中(←Bの貧溶剤)ではミセルを形成するはずです。ここで質問なんですが、この高分子のミセルのサイズはどれぐらいの大きさになるんでしょうか? 私が調べた限りでは大体数百nmぐらいみたいですが、分子量やその他の条件でミセルの粒径は変化するような気がするんですが・・・。
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- tyumaru
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回答No.1
コロイド粒子とは通常粒子の大きさが0.1μ~1.0mμ程度の大きさです(界面活性剤のような低分子のミセル子コロイドは1.0mμ程度かと)。高分子溶液も分子そのものの大きさが大きいため真溶液でありながらコロイド溶液の性質を有していることから上記範囲程度だと思います。 ただ高分子の場合液中のでのさまざまな要因で複雑に分子の存在形状(分子がのびたり糸まり状に縮んだり)が変化します。今回ご質問のあるコポリマーについても同様です。つまり以下の条件でコロイドの粒径も変化すると思います。 (1)液中の高分子濃度 濃度が高くなる程小さくなる。が、厳密には架橋等 の影響もあるので一概には・・・ (2)温度 (3)高分子のイオン性 (4)共存する塩濃度 くらいでしょうか。 厳密に粒径を測定するのであれば、レーザ回折・散乱式粒度分布測定装置などはどうでしょうか?
補足
ご意見ありがとうございます。実は私は現在共重合体の合成を行っていまして、A-B共重合体を分離するために(未反応の、或いは副反応の)高分子A、Bの除去に苦しんでいます。 抽出により分離を試みたのですが、円筒濾紙のサイズ(8μ)を考えると、分子量の低いホモポリマーも一緒に抽出されているような気がしてので(GPC測定からは分子量が低下していた)、分子の大きさを質問させて頂きました。 高分子A,Bはそれぞれ水溶性高分子と非水溶性高分子であるので透析や遠心分離を利用しようと思っています。もし、これはというやり方があれば、お願いします。