人間の行為は不合理に見えても、合理的なことが少なくありません。人の批判ばかりする人が増えているのは、それがいいという意識が社内にあるからと思われます。
例えば、人の批判をすることがその人の知識量の多さを示すというように解釈する気風がある、過去に新しいことをやって失敗した人が降格された例がある、批判される前に批判しておかないと自分の立場が守れないという風潮があるなど、です。
対策は人事評価の基準で、積極的にやる人を評価するということを明らかにすることです。トップが繰り返し言う必要があります。 批判だけをする人より、売上を伸ばした人、利益を伸ばした人、新しいことを提案してやってみた人に高評価を与えて、昇進させたり、ボーナスの査定で高い得点を与えれば、社風が変わります。