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なぜ「had said」ではなく「said」となっているのか?
- 英文での表現には「仮定法過去完了」が使用されることがあります。しかし、この文では「had said」ではなく「said」となっています。
- この場合、「had said」ではなく「said」となるのは、直接引用ではなく間接引用であるためです。つまり、話者自身が先生の言葉を直接言っているわけではなく、後から思い返したり、他の人に話したりする際に使われる間接引用です。
- したがって、文の中に「had said」ではなく「said」となっているのは、話の内容が直接の引用ではなく、間接的な引用であるからです。
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こんにちは。1/15のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。 ご質問1: <このhad saidはなぜ過去のsaidにしないのでしょうか?> 過去より前に言ったことだからです。 1.この文の主節の時制は、wishedと過去形になっています。 2.the teacher had saidは、それより前の時制になるのです。 ご質問2: <仮定法過去完了の形がwhat以下にも続いているの考えてよろしいのでしょうか?> 「続いている」=「what以下も仮定法過去完了」と言う解釈なら、そうではありません。 1.what内のhad saidは仮定法過去完了形ではありません。 2.大過去と呼ばれる用法です。 3.つまり、主節に仮定法過去完了が使われたために、その節で使われた名詞節内の時制も、時制に応じて過去完了形になったもので、この場合は大過去になります。 4.例えばこの文の主節を現在形にすると She wishes she paid more attention to what the teacher said. となります。 その時制を過去形にすると、従属節内は全てその前の時制に統一します。 例: She wished she had paid more attention to what the teacher had said. 5.なお、what節内の時制が、時制の変化の影響を全く受けず変わらない場合もあります。それは、不変の真理、歴史的事実などといった内容になります。 例: She wished she had paid more attention to that the earth goes round. 「地球は自転している」は不変の真理なので、常に現在形で時制の影響を受けません。 ご質問2: <このstage flightの形がイマイチよくわかりません。> 1.flightは名詞で「恐怖」の意味になります。 2.stageも「舞台」という意味の名詞ですが、ここでは形容詞的にflightを修飾しています。 3.従って、stage flightで「舞台の恐怖」となりますが、意訳して「舞台に上がる恐怖」などにした方がわかり易いでしょう。 ご質問3: <「舞台上で上がる」で慣用句として覚えるのでしょうか?> 慣用句ではありません。 1.この文がそういう訳になるのは、動詞be struck byからきています。 2.struckはstrike「~を打つ」「~を攻撃する」という、目的語をとる他動詞の、過去分詞になります。 3.be struck byで、「~に打たれる」「~に攻撃される」という受身になっているのです。 4.その主体がstage flightということですから、この部分の訳の流れは (直訳)「舞台の恐怖によって、打たれる必要はない」 →(意訳)「舞台の恐怖に、打ちのめされる必要はない」 となり、これが抄訳の「舞台上であがる必要はない」となっているのです。 以上ご参考までに。
お礼
大変わかりやすい御回答ありがとうございます。 またよろしくお願いします。