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MSのダイレクト分析(MSの直接導入)

各社出しているMSへの直接導入の装置ですが、これらはどういった測定が可能なんでしょうか。ガスクロを通さないので1種類のものからできているものは分析可能でしょうが、混合物はスペクトルを得られないのでしょうか。例えば、いつもは食品サンプル中の脂肪酸の分析を行っているのですがGC-MSではピークが複数でてそれぞれスペクトルを得られますが、ダイレクトでは全ての脂肪酸を見ることはできないということでしょうか?教えてください。

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noname#160321
noname#160321
回答No.1

直接導入プローブ(DIP:direct insertion probe)では「熱クロマト」「昇温分析」というような形で分離を行います。 プローブ内のガラスインサートに微量のサンプル溶液をたらし、溶媒を飛ばします。 これを室温付近で挿入口から加熱器に挿し込みます。 加熱器は予め温度プログラムを組んでおき、50℃から300℃程度まで毎分10℃程度で昇温します。 低分子量、ないし高蒸気圧の物質から順に気化しマスクロマトグラムが描けます。 ある意味TG/MSに似た分析が簡単に行えます。ガラスインサートは通常一端を封じたガラス管で良いので、分析後捨てることも出来ます。機種によっては高価なガラスインサートを使うこともあります。 温度プログラムは通常附属のコンピュータで行えるはずです。 少なくとも日本電子様の装置では簡単です。島津製作所様のものも最近は簡単なはずです。その他のメーカーのものについては傍にないので何とも言えません。

yukiyuki56
質問者

補足

ありがとうございます。うちのはDEPなんです。ガラス管は使わずフィラメントに直接サンプルを塗布します。操作は簡単なのですが、得られるクロマトとスペクトルが何を表しているのかわかりません。スペクトル検索でヒットはしますが、混合物を塗布した場合その中のどれなんでしょうか。全ての平均スペクトルが得られるのでしょうか。

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