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トリメチルアミンの分析

 トリメチルアミン(TMA)をガスクロ(GC)により分析したいと考えています。  TMA含有サンプルにアルカリを加えてTMAガスを発生させ、ポンプで空気を送りながらベンゼンにTMAを溶解させ、その溶液をGC分析したところ、TMAのピークは現れました。ただ、ポンプで空気を送っている際にベンゼンが揮発してしまい、正確な濃度等についてもばらついてしまい、決定的なのがベンゼンという物質が人体毒性があり、揮発はマズイということです。  ベンゼンのほかにTMAを分析するのに使えるいい溶媒は他にないでしょうか?  もしくは、GC分析のほかによい分析方法はあるでしょうか?  

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回答No.4

>できれば過塩素酸は使用したくないと思っています。 そうですね。補足していただいた状況を考えると、滴定は不適切なようですね。TMA以外に滴定液と反応するものがあったら終わりですので... 泥状のもののなかに微量に含まれる成分を定量するのでしたら、やはりGCが良いと思います。場合によってはHPLCも使えるかもしれません。GCの場合の検出器は出来ればFID、TMAの濃度がある程度高いのであればTCDでも良いでしょう。HPLCの場合にはRIかな...RIは安定させるのに結構神経を使いますし感度もいまいちなので、GCで出来ればそれがベストですね。 >水で再溶解させてGCで分析してみようと思っていますが、 揮発や再溶解という操作は、誤差の原因となりますので出来るだけ避けたいところです。 サンプルの状況の詳細がわからないので以下の私のアドバイスは適切ではないのかもしれませんが、水産廃棄物そのものをメンブランフィルターなどで濾過し(吸引濾過してはいけない、シリンジタイプのフィルター等で押し出して濾過すること)、濾液をそのままGC分析することは出来ないのでしょうか? 必要があればアルカリで中和した後に押し出し濾過をしてやる。TMAそのものも水にかなり溶けますので、中和時に十分に冷やした上でGC測定まで手早くやれば大気中へのTMAの逃げを十分に防げると思います。 ちなみに中和に用いたアルカリや他の不揮発物を含む液体をGCインジェクタに注入することに抵抗を感じている人が稀にいるようですが、分析の精度をなるべく高める目的で結構広く行われています。 >TMA自身の揮発も心配です。 濾過した濾液を密封して冷却保存しておけば、気にするほど揮発はしないものと思います。

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その他の回答 (3)

回答No.3

揮発させてトラップする、という操作は誤差の原因になりかねません。出来ればサンプルを直接分析したいところですね。 アミン類の定量ではGCのほかに滴定も用いられます。たとえば溶媒に酢酸を用いて過塩素酸などをtitrantとする非水滴定はよく用いられます。自動滴定装置を用いるとなかなか精度良く含有量を決定できます。サンプルの状態によってはアルカリ処理などせずにそのまま非水滴定でTMA濃度を決定できると思います。 もちろん他にも考えられる手段はあります。 もしよろしければどのような状態のサンプルを分析したいのか、詳細を補足していただけますか? ちなみに硫酸に吹き込んでの逆滴定は理論的には可能でしょうけど、現実には誤差が大きく出ますのでお勧めできません。

pililani-hk
質問者

補足

返事遅れてすみません。。。 サンプルは水産廃棄物で、廃棄物中の特徴的な匂いの原因であろうと考えられるTMAを分析して、常温もしくは冷蔵庫放置した際に、日が経過するごとにTMAがどのくらい揮発し廃棄物中から減少していくかを調べています。サンプルの状態はミキサーで撹拌しているため、色も粘度も泥のような状態に近いです。 できれば過塩素酸は使用したくないと思っています。 水で再溶解させてGCで分析してみようと思っていますが、TMA自身の揮発も心配です。あと、自動滴定装置なる高価なものもなく、いわゆる原始時代の研究室といっても過言ではない研究室なので、なかなか実験方法が決まりません。 何か良い案はありますでしょうか?

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noname#160321
noname#160321
回答No.2

#1です、考え直してみたのですが、もしGCで調べた結果、トリメチルアミンだけしか出てこないようなら、希硫酸トラップに吹き込み、アルカリで「逆滴定」してみたらどうでしょう。 トリメチルアミンの量が多いなら、非常にきれいに定量できます。

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noname#160321
noname#160321
回答No.1

どんな有機溶媒でも構いません。ほとんどの有機溶媒に解けます、と言うか溶けない方がムツカシイ。 あるいは水に再溶解させても良いのです。水ならFID(水素炎検出器)にかからないので非常に都合が良い。 有機溶媒の場合トリメチルアミンの沸点が低いのでかえって沸点の高いN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)などを使うとピークが離れて良いと思います。 あるいは全く逆にガス体分析用カラムでガス状のTMAを分析する手もあります。使うシリンジがガス用の太いものになりますが。結構きれいに出ます。

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