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FACSのサンプル

FACS (fluorescent-activated cell sorter)でcell cycle analysisをする際に、propidium iodide でDNAを染めて染色の強さで細胞あたりのDNA含量を測定する、という有名で簡単な方法があります。しかし、私は最近この方法がうまくいかなくなってしまいました。通常、2nと4nのピークが出るはずなのに、だらっとしたピークが一つ出ます。細胞は全体stationaly ではなく、log phaseのはずです。こういう御経験のあるかた、いらっしゃいませんか?どういう変なことがおこっているのでしょう?

みんなの回答

  • ryopon1
  • ベストアンサー率70% (7/10)
回答No.2

細胞を継代しすぎませんでしたか? どのような細胞をお使いなのか分かりませんが、がん細胞などの中には、飼っているうちに2nや4nだけでなく、8nやもっと大きな細胞などが増えてくることがあります。 PI法はあくまでもDNA含量を測定する方法ですので、細胞集団のバラツキが大きくなれば、自然とピークもだらっとしてしまいがちです。 もう一度細胞をストックから起こし直すわけにはいかないのでしょうか? 私は以前起こし直してうまくいったことがありましたので、一応自信「あり」とします。 メカニズムのところは正直想像に過ぎませんが。 ご参考になれば。

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質問者

補足

この細胞の染色体はしょっちゅう見ているので、poliploidyではないと思います。変なピークが出るようになったのはここ1ヶ月ほどのことです。コントロールのlog phase の細胞でもそうです。でもFACSの置いてあるラボにあるコントロール細胞(すでに染色ずみ)ではちゃんと2nと4nが出るので、機械の不調ではないと思います。 PIはDNA だけでなくRNAも染めるので、RNase処理が不完全なためにへんなピークが出ているのではないかと思い、RNaseのバッチを変えましたが、改善していません。なんらかの理由で細胞に対してPIが足りなかったり多すぎたりしたらこうなるのでは、と思ってこの次ためそうかと思っていますが、それなら誰か経験していそうだと思い、お聞きしました。

  • Hi104
  • ベストアンサー率18% (10/53)
回答No.1

有名で簡単な方法で期待通りの結果が出ないのは、サンプルの不良、試薬の不良、機械の不良、技術不足のいずれかです。 通常はサンプルの調製不良か試薬の劣化等を疑うべきです。コントロールとなるサンプルで調べてみれば、原因追及は簡単だと思うのですが。 これらすべてが完全であるにもかかわらず、再現性が得られるのでしたら、それは大発見の兆しかもしれません。ノーベル賞への一歩かも!?

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