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人間は「言葉」を獲得したのだが、もしそれがなくて違う伝達方法であったら?
人間が人間であるための条件として、「社会性」と言うものが真っ先に来るかと思います。集団的秩序を作ることによって、生物的な弱点を補って余りあってここまできた。 そのための媒介物が「言葉」であろうと思います。 しかし、「言葉」ってなんでしょうか?それは分解してみれば、発音音声の集合体、物理現象です。動物の鳴き声と同じです。この人間に備わった固有の発音器官と聴覚器官によって、「意味」というものを伝達しようと言うことを発見したわけです。「意味」が物理的音声によって伝達できることを発見しました。それが言葉の起こりではないでしょうか? ここで、ふと疑念がわくのですが、なぜ「音声」が媒介物なのか。なぜ「光」「臭気」「味覚」ではいけないのか。ほかの動物はやっているでしょう?犬は臭いでコミュニケートします。光を仲立ちにするものもいますし、中には、味覚的なものでというのもあるかもしれない。 仮に、人間の音声器官聴覚器官がこれほど器用でなかったらどうなのでしょうか?そのかわり体から光を発して船舶の伝達信号のようにコミュニケートしたら?臭気を発してそれを言葉に代えたら?あるいは皮膚の味を変化させて舐めあって情報伝達をしたら?どれもうまくいかないでしょうか?おそらくだめじゃないでしょうか。発音器官を用いた聴覚伝達が一番適していたのです。人間の活動範囲をすべてカバーする材料をこの方法は持っているのです。光通信では音声通信よりはるかに原始的な情報しかやり取りできないと思う。 人間を人間たらしめたのは、実は「発音器官」「聴覚器官」の完成度にあったと言う考えは正しいんでしょうか?
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ANo.6を拝読して、対象シンパスィしているのではないかと危惧がありますが、やはり動物、植物、そして鳥類に言語と文化、そして生活がないという思いは通らないようなきがして致し方ありません。 雀さんや目白さん、そしてひよどりさんが狭い庭に訪問してくれますが、やはり各個体もそれぞれ性格、個体同士の関係などが観察されます。やはり親しみすぎてつい、なにか其処に読み取ることをしているのかもしれませんが。 家内には頭から、否定されています。鳥の観察は家内の同情心から触発されて、結局今の、半ば鳥憑かれに為ってしまっているのですが。 いや生活と文化は鉱物はしらず、有機体にはみなあるようです。 錯覚かとも思いますが、どうしても他人には思えないのです。 でも彼らが我々と同じような言語を使っているのではないことはよくわかります。以心伝心?いやわれわれに感知できないなにかあるみたいです。伝え合いがあるみたいです。生活と文化があるみたいです。
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- kigurumi
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人は外界の情報を主に目から取り入れますよね。 犬は? 恐らく外界を認識する抜群の性能は鼻だと思います。 犬の臭覚は人間の何倍もするどい。 人間が認識しない匂いまで区別できます。 だから麻薬犬とか、犯罪が起こった時、残されたものを嗅がせて、追跡させますよね。 犬と人間の聴覚に関して、捉える周波数の幅が違います。 犬は聞えるのに、人間には聞えない周波数があります。 犬が騒ぎ出して、しばらくして、その犬をかわいがってた一番の家族が帰ってきて、「どうして帰ってくるのがわかったのか」と驚いたりしますが、恐らくその音の特徴を識別して、独特の音として、わかってしまうんじゃないかと。 でもそういった超能力を持った犬でも、人間に劣るものはあります。 例えば視覚。 人間ほど解像度が優れていません。 その人間でも、光のごく狭いところしか、識別できません。 光の反射で、物を識別する人間から、光を奪うと、視覚では認識できないので、他の能力を頼ることになりますが、生まれながらに視覚の世界を持たない人じゃないと、突然まっくらな世界に放り出されたら、認識できず、困ったことになってしまいます。 こうもりは音波を出して、壁に当たった音波を捉え、暗いところでも壁にぶつからず飛べるとされています。 生き物によっては特定の色を識別できず、赤が認識できない生き物の前に赤い紙を置くと、存在しないとしてぶつかってしまうものもいます。 他の動物は、一日中 生存するために食べ物を得ることに時間を費やします。 人間もそうでした。 自然の恵みをおすそ分けしてもらい、ほそぼそと生きていました。 それが、農耕というものを編み出し、自然にまかせるのではなく、食料を自ら作り出すことをしだした。 そうなると、移動して探し回る必要が無くなり、定住することになる。 自然を理解し、いつ種をまいたらいいか わかってくると、計画的に食料を得ることが可能になる。 すると、時間が余るわけです。 そうすると、少なかった語彙を原語を基にして、増殖していく。 ma から ma-terial 、maーtrix など派生語彙を生み出して、表現を詳細化していく。 そのうちに物の形から、文字を創造するようになる。 語彙には表意としてと、伝達のための伝達の手段としての、、、、なんでしたっけ 忘れました。笑 ま とにかく2種類を使い分けているわけです。 通常名前だけを聞くと、識別として使いますが、その人のその名前を漢字で書いてもらうと、音だけからのその人のイメージと、漢字で知った後のその人へのイメージが違ってきますよね。 「すごい名前を持ってるね」とか関心したりするわけです。 それはその文字の持つ意味を知っているから。 漢字を知らない人は、それが世界を表している記号だとわかりませんので、ただの絵としか捉えることができないんです。 そんな視覚に関して優れた機能を持 般若心経は、よくサンスクリット語を漢字に転訛しているなぁ と思いました。 サンスクリット語はマントラ つまり真言で、適当な場所で適当な時間、適当な音を発したとき、音が実体化するとされます。 呪術として使われていたのだと思いますし、漢字も元は外界の世界を絵として捉え、文字にしていったと思えます。 つまり、文字は自然の分身みたいなもの。 だから 中国も日本も諱 つまり 真の名を子供に与えますが、それは通常他の人に知られないようにしていた。 通称は仮の名前を用いて呼び合っていた。 要するに、その人の本質を信用ならない人に知られると、呪術で殺されてしまう と信じていた つまり 真言を信じていたからだと思います。 まあ そうやって意味と伝達用に言葉が使われだし、文字の発明で言語革命が起こり、文化が花開くころになり、自然界を言語という表象として用いるようになったのではないか と。 それで、他の動物に比べ生まれてすぐ立つことができず、何年か授乳に頼り、一人で食べ物をいつまでも取れない自立がとても遅い動物である弱い人間が、自然淘汰の荒波をサバイバルして生き残ることに繋がったのかもしれません。 もし、言語を発達させなかったら、クロマニヨンのように、地球上から消えていたかもしれません。 あー 蛇足ですが、風邪ひくと食べてもおいしいと感じなくなりますよね。 どうしてだと思います? 実は人間は食べもを味だけでおいしいと思っているわけじゃない。 匂いを楽しんで、おいしい まずい と識別している。 風邪ひいて 鼻つまちゃうと、臭覚を使って識別できないので、味がしない・・・ってなるんです。 熱で舌の知覚が鈍ったからじゃない。
お礼
生物としての「余裕」が言語表現を発達させたんでしょうね。文化と同時進行ですから。それが文明と共同して、加速度的に体系化していった。それが、後には「呪術」というかプレーンな伝達じゃなくて、霊的宗教的なものを付随させていってしまったというのはありますね。 大変歴史的にもよくわかりました。
- Mr_Holland
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>なぜ「音声」が媒介物なのか。なぜ「光」「臭気」「味覚」ではいけないのか。 コミュニケーションの媒体に「音声」を用いたほうが実用的だったからでしょう。 「音声」は離れた場所でも同時に多くの対象に伝えることができますが、「味覚」にはそれができません。 「音声」は、ジャングル内のように相手と見通せない情況にあっても伝えることができますが、「光」や「味覚」にはそれができません。また、「音声」は自分が敵から身を隠している状況でも相手と伝達しやすいところがあります。 また、「音声」は速やかに伝達内容を変えることができます(情報量を多くできます)が、「臭気」や「味覚」にはそれができません。 従って、速やかに複雑な内容を伝達する手段としては、「音声」がもっとも適していたのではないかと思われます。
お礼
ありがとうございます。 まったくそう思います。音声伝達は本当に優れいていますね。
- tyr134
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う~ん、どうでしょうかね? 人間も「言葉(音声)」だけでコミュニケーションを取ってるわけではないですしね。 例えば、顔の表情で「喜怒哀楽」を現したり。 ジェスチャーで感情を伝えたり。 スポーツの世界なんかだと「アイ・コンタクト」なんてのも言われますよね。 それに、「ラジオ・ドラマ」と「テレビ・ドラマ」だと、圧倒的に後者の方が情報量が多いですよね。 逆に、最近の研究では像なんかも音声で会話してるんだとか。 http://www.nhk.or.jp/darwin/report/report005.html ただ、その「音」は人間に聞こえない周波数なので、今までそんな「会話」してるなんて分らなかったんだとか。 他にも、イルカなんかも音でコミュニケーション取ってるのは広く知られていますよね。 或いは、夏の騒々しいセミの泣き声。 これだって、音で意志をはかってる行為ですし。 あまり詳しくは知りませんが、昆虫のなかには複雑な音を出して意思疎通をはかるモノもいるんだとか。 >人間を人間たらしめたのは、実は「発音器官」「聴覚器官」の完成度にあったと言う考えは正しいんでしょうか? これは、一昔前(19世紀~20世紀中頃まで)にあった「文明優位論」というか、「人間優位論」ですね。 確かに、人間は圧倒的な文明力(科学力)などを持って、他の種を圧倒している部分は否めません。 けど、それが他の種よりも優れていたからか?というとどうも違うらしい~。というのが、最近の研究で次々と明らかにされつつあります。 先の「象の会話」なんかはその一例ですね。 まぁ、話を戻すと、コミュニケーションというのは必ずしも「音声」のみでは無いですし、「音声」で「会話」するのも人間だけではないですね。 学問分野としては、「コミュニケーション論」というのがあります。 この学問は、主に人間の「コミュニケーション=意思疎通」に関して研究されている分野で、今メジャーなのはネットやケータイなんかのデジタル技術のコミュニケーション技術分野です。 ただ、それだけでなく経済学・心理学・政治学・文学など多岐に渡ります。 ただ、さしあたり、ご質問の回答に必要なのは「非言語コミュニケーション論」なんていかがでしょうか? あとは、「動物コミュニケーション」とかですかね。 一応、参考書を挙げておきます。 興味がありましたら、図書館ででも探してみてください。 『動物コミュニケーション―行動のしくみから学習の遺伝子まで』 ( 西村書店)T.R. ハリディ (編集), P.J.B. スレイター (編集), T.R. Halliday (原著), P.J.B. Slater (原著), 浅野 俊夫 (翻訳), 藤田 和生 (翻訳), 長谷川 芳典 (翻訳) http://www.amazon.co.jp/%E5%8B%95%E7%89%A9%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E2%80%95%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%81%AE%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E3%81%BE%E3%81%A7-T-R-%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%87%E3%82%A3/dp/4890132759 『表情分析入門―表情に隠された意味をさぐる 』(誠信書房) P. エクマン (著), W.V. フリーセン (著), 工藤 力 http://www.amazon.co.jp/%E8%A1%A8%E6%83%85%E5%88%86%E6%9E%90%E5%85%A5%E9%96%80%E2%80%95%E8%A1%A8%E6%83%85%E3%81%AB%E9%9A%A0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%82%92%E3%81%95%E3%81%90%E3%82%8B-P-%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4414302595/ref=pd_sim_dbs_b_title_5
お礼
非言語コミュニケーションでは、発信し受信する情報量にかなり限りがあり、とても文明の発展には結びつかなかったでしょう。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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その他にvibrationというメディアも発達させられたでしょう。 その一つがことばではにでしょうか。 ことばを単に音声、風とそのヴァラエティ、それへの意味付与と考えたり、独断したり、推論するのがどうも納得的ではないようです。 言霊(ことだま)などを狂信するつもりはもとよりありませんが。 vibrationのもう一方が雰囲気、意志ではないですか。 音声にはこういうものが背後にあってことばとなっているのではないですか。ことばの本質は観念的vibration、そして意志と雰囲気、気持ちではないですか? 人間は確かに昔の粗野性から徐々に発達はしてきているが、社会性、対人関係性が発達してきているとは、必ずしも一方的には断定はしない方が正鵠を得ているはずです。
お礼
確かに、言葉の背後に意思とか観念とかそういうものがあります。あってそのうえで「呼気」を用いようということですね。
体の機能を転用しなければならないとすれば、本来の機能に対する悪い作用を少しでも減らす必要があると思います。この点呼吸による排気は制御しやすいものです。糞便などは常に利用するわけにはいきません。呼吸を利用した言語活動ですら全力疾走した後では自由にできませんが、やはり一番すぐれたものだと思います。いわゆるボディランゲッジでは手足を使っている間は行動が大きく制限されてしまいます。「口だけの奴」というような言い方は実は情報伝達の手段としてほかの行動を邪魔しないという意味で音声によるものがいかに優れているかをよく示していると思います。
お礼
そのとおりだと思います。 最小のエネルギー消費で最大の段立つ量を処理できるのは、人間において「呼気」の利用しかないでしょう。
- at9_am
- ベストアンサー率40% (1540/3760)
犬に言葉がないとでも言うのでしょうか? 猿には? 鳥には? 彼らにも言葉はあります。 また、人間の言葉は犬にも理解できます。全部の犬が完全に理解できるとは思いませんが、一部の犬はある程度の言葉を理解できます。 とすれば、言葉が人間を人間たらしめている、とは言えないでしょう。 > なぜ「音声」が媒介物なのか。なぜ「光」「臭気」「味覚」ではいけないのか。 光、つまり視覚は、各種カンバンやらで使われています。文字に限らず、標識のような絵もそうですね。これは視覚、即ち「光」を媒介にしてコミニュケーションです。今はパソコンの画面を見ていると思いますが、これも視覚を使ったコミニュケーションなのでその一種ですね。特にチャットは、視覚を利用したコミニュケーションと言えるでしょう。 逆に、 > 体から光を発して船舶の伝達信号のようにコミュニケート > 臭気を発してそれを言葉に代えたら? > あるいは皮膚の味を変化させて舐めあって情報伝達をしたら? をする動物はちょっと思いつかない。 蛍のように光を出して異性を誘う動物はいますが、それでコミニュケーションをとっているわけではない。同様に、臭気を発して、例えば犬のマーキングのように使うものやフェロモンのように異性を引きつけるために使う動物もいますがそれでコミニュケーションをとっているわけではない。 これらは一方的な情報の発信ではあるけれども、コミニュケーションとはとうてい呼べないし、犬などは鳴き声でコミニュケーションをとっている。 人間を人間たらしめたのは、手だというのが一般的な理解だと思います。つまり、複雑な道具を作り、使いこなすことがその原因だ、ということです(が一部の猿が道具を作り使うなど、例外も発見されています)。 また、「火」の獲得が最大の原因だという説もあります。 付け加えれば、 > 人間を人間たらしめたのは、実は「発音器官」「聴覚器官」の完成度にあったと言う考えは正しいんでしょうか? という意見に対して、オウムが人間と全く同じかそれ以上に完成した発音器官・聴覚器官を持っていることから、誤りではないかと思量します。
お礼
手の細工は確かに重要ですが、コミュニケーションを媒介にするから発展が可能なのです。そのコミュニケーションは、元をただせば、音波の集合体、空気の振動です。 オウムは、意味を悟っていないし、その言語自体を用いて活動することもない。
手話とか考えつくんじゃないでしょうか?
お礼
手話も、言語が元になっています。
- koko_u_
- ベストアンサー率18% (459/2509)
>人間を人間たらしめたのは、実は「発音器官」「聴覚器官」の完成度にあったと言う考えは正しいんでしょうか? さっぱりわかりませんが、人間を人間たらしめた要因として「音声による意思疎通方法」があったというのは正しいでしょう。 それは「優れていたから」ではないと思います。むしろ結果として人間が進化したように見えるので、逆算してその伝達方法も優れているように感じるだけだと思います。 個人的には、文明的な発展においては「文字」によって知識を蓄積できるようになったことの方が重要だと思われます。 そして、他の伝達手段であった場合にどうなったかはまったく不明です。 他の生物がやっている方法が本当に「未熟な」段階で留まるのか、さらに発展する可能性を秘めているかは誰にもわかりません。 人間はその伝達手段が音声などであるが故に、それ以外の伝達方法の有効性を理解することは難しいでしょう。 根拠もなく「人間の方法」が優れていると結論づける向きには首を傾げざるを得ません。
お礼
動物のように、鳴き声しか発することができなければ、言葉発達させることはできず、したがって文字の発達もありません。
お礼
あると思います。非人間的な思考、シンボライズとか解説とかそういうことではない、なにか「生」そのもののような伝達がなされているような気がします。