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心理検査法について
質問紙法と言語報告型の心理検査法の違いがよくわかりません。 文献などで調べてみましたが、なかなかみつかりませんでした。 詳しく知っている方は教えてください。
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質問紙法はその名の通り, 紙に印刷された質問文を読んで あてはまる選択肢をチェックしたり回答を書き込んだりする方式。 いわゆる紙と鉛筆によるペーパーテストです。 ミネソタ多面人格目録(MMPI)や矢田部ギルフォード性格検査(YG)などがその代表でしょう。 紙と鉛筆で実施する方式のものであっても, 文章完成法テスト(SCT)や絵画欲求不満テスト(PFスタディ)のように あいまいな文脈を提示して空欄を自由に埋めるように求めるものは 質問紙法ではなく投影法に, また内田クレペリン検査のように 一定の作業をさせてそのパフォーマンスを評価・分析するものは 作業検査法に分類するのが普通です。 言語報告型という呼称はあまり広く流通していないように思いますが, 口頭での質問に対して被検者が口頭で回答を述べる方式のことでしょう。 WISCやWAISの言語性検査のようなものを指しているのだと思います。
お礼
検査法の具体例まで挙げていただきとても参考になりました。 丁寧な解説で非常に理解しやすかったです。 ありがとうございました。