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アッテネータによる見かけ上の整合について

文献で伝送線路に損失があるとみかけの整合度が 良くなるとありました。 伝送路上のアッテネータを挟む位置によって整合度の良し悪しは あるのでしょうか。 たとえば  (1)信号源-ATT-同軸ケーブル-DUT  (2)信号源-同軸ケーブル-ATT-DUT の場合、信号源から見た整合度はどちらの方が 良くなるのでしょうか。  

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回答No.2

同じです。 [説明](スミスチャートを引用します) (2)については、同軸ケーブルの出力は、DUT側から見れば、50Ωの信号源と みなされますから、単純に質問の初めの内容の通りになります。 (1)はちょっと複雑です。 挿入する同軸ケーブルの長さによってDUTからの到達インピーダンス(R±jX)は変化します。 しかし(スミスチャート上で作図するとよくわかるのですが)、DUTからnλ(n:任意の長さ、λ:電気長)の位置は、必ず50Ωを中心とする同心円上にあります。 つまり、この位置のSWRは、すべてDUTと同じSWRになるのです。 したがって不整合の度合いは(2)と同じであり、改善度も同じ、ということになります。 例  DUT:Z=25Ω(純抵抗)に、 1)1/8λの50Ω同軸ケーブルをつなぐ、到達点:Z=40+j30←SWR=2 2)1/16λの      〃      到達点:Z=28.1+j14.9←SWR=2 3)1/4λの      〃      到達点:Z=100Ω←SWR=2 スミスチャートは高周波回路解析の強力な武器です。 ぜひご活用ください。 http://www.page.sannet.ne.jp/ja3xgs/jtools.htm

参考URL:
http://www.page.sannet.ne.jp/ja3xgs/jtools.htm
nahanahama
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。 また、お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 具体例があり、非常に理解しやすい内容でした。

その他の回答 (1)

noname#101087
noname#101087
回答No.1

> (1)信号源-ATT-同軸ケーブル-DUT > (2)信号源-同軸ケーブル-ATT-DUT の場合、信号源から見た整合度はどちらの方が良くなるのでしょうか。 同軸ケーブルが無損失、無反射なら同じだと思います。 現物だとその差は微妙で、そのつど実測しないと何とも。 (以下、試算ください) (1) あるインピーダンスの前に理想ATT (無反射)を縦続接続した場合、   Aat = ATTの減衰量   Ari = インピーダンスの反射減衰量   Ara = ATTを前置したときの反射減衰量 として、   Ara = Ari +2*Aat が成り立つ。 (2) あるインピーダンスの前に理想同軸ケーブル(無損失)を縦続接続した場合、 そのあと先で反射減衰量は同じ。  

nahanahama
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました。 また、お礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

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