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りん光について

りん光に関する説明書きに、『三重項状態から基底状態への遷移は選択率によって禁止されているため、りん光の寿命は一般的に10^-4 sより長い』とあったのですが、この説明がなぜなのかよく分かりません。 分かる方、教えて頂けないでしょうか。 よろしくお願いいたします。

みんなの回答

noname#160321
noname#160321
回答No.2

#1のお答えに補足すると、 光などで励起される前の「基底状態」は通常スピン0の一重項で、許容された吸光はスピン反転を伴わない「励起一重項」に向かって起こります。 この励起一重項から基底状態に対して起こる発光安定化が「蛍光」で、一重項同士なので許容されているため蛍光の寿命は非常に短いものとなります。 この励起一重項が増感剤の作用などにより少しエネルギーの低い励起三重項へと「系間交差」を起こした場合、ここから基底状態への発光遷移が燐光です。 励起三重項の作成は系間交差の他にも電気エネルギー、他の励起分子との衝突など色々な方法で達成されます。

A0N4N1I0V1E0R1
質問者

お礼

お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません(>_<) 『禁止』されている遷移が起こるというのが、ピンと来なかったんですが、ぼんやりとは分かった気がします(^^) とはいえまだまだ勉強不足なので、これから頑張りたいと思います☆ ありがとうございました!!

  • chiezo2005
  • ベストアンサー率41% (634/1537)
回答No.1

スピンが1の3重項状態と0の1重項状態の間で遷移が起こるためにはスピンを反転する必要があります。 スピンが1の状態の波動関数は対称(粒子交換に対して),0のものは反対称なことからもわかるように,全く異なる形をしています。 したがって,このような波動関数が大きく変るような遷移は起こりにくいと言うことになります。 有機ELの話をされていると思いますが,この手の基礎的な話は原子物理学の本の原子のスペクトルあたりを読んだほうが詳しく記載されています。

A0N4N1I0V1E0R1
質問者

お礼

お礼が非常に遅くなってしまい、申し訳ありません(>_<) スピン云々の勉強が全然足りていなかったようです(^^; もう少し勉強してみます☆

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