素人レベルなので、回答になる自信は無いのですが、参考程度に考えていることを。
1、ハイテク機器やその部品。
日本は、工業生産の技術力が高いですね。
これは、電化製品や車などの消費者が買う製品だけでなく、その過程で使われる部品類を作る技術が凄いみたいです。
精密機械の部品は、ミクロ単位での誤差も許されなくなってきてるそうです。
そうした微妙な調整は機械では難しく、職人さんの経験と技術にかかっているそうです。
ただ、そうした職人は高齢化がすすみ、また中小零細企業が多いのでなかなか後継者が見つからないそうです。
また、日本の若い人の代わりに外国人を雇うところも増えつつあり、技術の流出も懸念されているそうです。
この辺りにてこ入れする政策が必要でしょうか。
2、遺伝子研究やナノテクノロジー・バイオテクノロジー分野
この分野でも、そこそこの成果を出しています。
ノーベル賞をとった田中耕一さんや小柴教授を始め、最近でも人の皮膚から万能細胞を作り出した京都大の山中伸弥教授など、最先端技術の研究分野では優秀な人材が沢山います。
しかし、その技術を発展させ実用化させる事に関しては、日本はまだまだ世界に遅れをとっているようです。
この背景には、欧米はそうした先端技術の将来性を見越して国家レベルでプロジェクトチームを作るのに対して、日本は個人の研究者が個々にプロジェクトチームを立てているため、どうしても資金面等で壁ができてしまい、なかなか勝てないそうです。
件の山中教授も、危機感を募らせており政府に対して国家レベルのプロジェクトチームを作るよう働きかけているようです。
3、ポップカルチャー分野
漫画・アニメ・ゲームなどのポップカルチャーが強いというのは、昨今話題になっていますね。
しかし、制作にあたって海外に依頼するなど、こちらも海外流出が目立ってきています。
プロデューサーや監督などは、まだまだ日本人が多いですが、下で働く技術者は海外へと向かっているそうです。
その結果、海外製のアニメ作品やゲーム作品も増えつつあり、今後は競争の激しさが増しそうです。
4、農畜製品・食品・酒類
こちらは、じり貧と言われていますが、国際競争力のある製品もあるようです。
特に高級牛肉ブランドが海外で高い評価を受けたり、日本酒がブームになったりしているようです。
最近では、味噌メーカーが味噌を売り込みに行っているなんて報道もありましたね。
世界では、日本食ブームがまだまだ続いていて、これをチャンスに売り込もうとしているようです。
農業再生が昨今話題になっていますが、こうした分野も考えに入れた農業政策を出して欲しいモノです。
お礼
詳しく回答して頂き、ありがとうございます。