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今後の日本農業について。
日本の農業経営についての質問です。 日本農業は、今後TPPの締結による関税の引き下げ、撤廃などの貿易自由化が一層進み、国際競争にさらされることが想定される。そうした流れを受けて、現 下の農業政策は、「アベノミックス農政」とよばれ、「攻めの農林水産業」という理念のもとら農業の規制緩和、農業経営の法人化、企業の農業参入などを通じた経営大規模化、効率化、六次産業化、農産物の海外市場展開などを進めるとしている。一方で、今まで日本農業を支えてきた、伝統的な家族農業経営は経営体数では今でも97%程度を占める存在であるが、年々減少の一途をたどっており、農業の将来に不安を抱いている農業生産者も少なくない。 こうした背景を踏まえ、(1)今後の日本農業はどのような方向(低コスト化、高付加価値化、多面的機能の重視、その他)を目指すべきなのか。(2)その場合にどのような農業経営体を育成し日本農業を支えていくべきであるか、家族農業経営は必要とされていないのか。あなたの考えを聞かせてください。
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我が国では,17~18世紀に世界に類を見ない農業革命である「勤勉革命」を成し遂げた。 産業革命industrial revolutionに対する勤勉革命industrious revolutionである。 それ以前の規模の拡大を志向した農業から,労働集約的な家族経営に転換して,飛躍的な生産性拡大をもたらした。 そういう歴史的経緯を見れば,家族経営の意味を見直すことで将来の活路が開けるようにも思う。
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- eroero4649
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(自分が所有する)土地に縛られない農業ということになるでしょうね。現在の農業(農家)が置かれた立場の元となっているのは、GHQによる農地改革です。要は大地主から土地を取り上げて、小作人に配ったわけです。それは戦後の改革のうちで最も成功したもののひとつともいわれましたし、その後の戦後復興を支えたのは間違いないと思います。 しかし現在、その経営規模の小規模化による弊害が大きくなっているのが現状です。小規模経営である限り、外国の大規模農家には価格競争で絶対に勝てません。 あとは何らかの形で新規参入者を増やすしかないですね。農家の平均年齢が、10年間で10歳上がったのだそうです。それってつまり新規参入者がほとんどいないってことです。 でも農家なんてラーメン屋以上に素人が急にできるものではありません。農家からノウハウを教わらないと無理なんですよね。自治体でも企業でもどこでもいいですが、農業学校を作って農家出身ではない人たちからの新規参入を求めないとそもそも事業が継続しません。 これは私の想像ですが、何十年後か先、どこかの打ち捨てられた場所で開拓村ができるんじゃないかなと思うのです。しがらみとしきたりに縛られた場所に若い人はやってきません。だからもう最初から全てが新規の住民による新しい村ができるんじゃないかなってね。自分が農業の素人でも、周りも似たり寄ったりならなんか心理的ハードルは低いしお互いに助け合おうという精神にもなるはずです。 >家族農業経営は必要とされていないのか 必要もへったくれも、農業には農繁期に人手は必要じゃないですか。核家族化で担い手そのものがいなくなっているのに家族農業経営なんてできるわけがありません。家族農業経営を目指すなら、大家族化は必須です。 しかしまあ、農業国であるアメリカでもフランスでも、農家に対しては助成金でズブズブなんですから、農業そのものがビジネスモデルとしてはいろいろと厳しいのではないかなと思います。
- tzd78886
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低コスト化は無理です。大規模に栽培できるアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどに敵うはずはないからです。但し、果物類は検疫の関係もあるし、穀物も大規模栽培では農薬や消毒薬を大量に使用せざるを得ません。「国産の方がいい」という考えの人は少なくないはずです。野菜類は鮮度を考えれば今後も国産が主流のままでしょう。今迄みたいに虫食いを嫌ったり、洗ったものを売るのを続けるのであれば、工場内で栽培するほうが手間が省けるし結局は安くつくと思われるので、路地物は激減すると思われます。