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性格がたったの4つに分けれるはずがない。
よくある質問で、性格がたったの4つに分けれるはずがない。 4つに分類するのはナンセンスだ。 と主張する人がいますが、普通に、種類の多いものや、定義のあいまいなものを、数種類に分類する事はよくある事ですし、 心理学でも、普通にあるようです。 そこから考えると、「4つに分類するのはナンセンスだ。」とい主張がナンセンスだと思うんですが、皆さんは、どのように思いますか? それから、心理学でいう、数種類に分類する事をなんと言うんですか?
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#7さんに1票。 簡にして要を得た回答だと思います。 その上で少しばかり補足を。 #4さんが紹介してくださっているパーソナリティ類型論は じつは心理学の実証的研究の産物ではありません。 最後の3つが心理学研究の産物でないことは言うまでもありませんが, それ以外のものはいずれも19世紀末から20世紀中葉にかけて ドイツ語圏の哲学者,教育学者,精神医学者(とくに精神分析の影響下にある)たちによって提唱されたものです。 リビドーの発達段階論に基礎を置くフロイトの類型論もこの仲間に付け加えておくべきでしょう。 これらの学説は,一部を除いて実証も反証もなされないまま, 「パーソナリティ研究史の一頁」としていまも心理学の教科書で紹介されていたりするわけです。 20世紀中葉以降の心理学におけるパーソナリティ研究は これら類型論の批判的検討を通して発展してきたもので, その主力は特性論と呼ばれるアプローチです。 類型論はまちがっていたと反証されたわけではないのですが, パーソナリティを記述する方法としては問題が多いため, 研究の第一線から退いて教科書と通俗心理学の中で生き延びているというのが実情でしょう。 血液型に基づく類型論に対する心理学者からの批判には このような歴史的経緯を背景とした方法論的批判が含まれています。 過去のQ&Aも参考になさってください。 ■特性論について http://okwave.jp/qa3028164.html ■卒論の内容 内向型と外向型について http://okwave.jp/qa2680570.html ■性格心理学 http://okwave.jp/qa447402.html
お礼
わかりやすい説明とURLありがとうございます。 本当に参考になりましrた。