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正しい日本語の使い方と間違った使い方

会社で、「お掛けください」や「お座りください」と言えばいいような場面で、目上の人に対して「お座りになられてもよろしいですよ」といった言葉を使う人がいます。 なんだか許可をしているようで、間違った日本語だと思うのですが、無知なせいで、はっきり「なぜいけないのか」というのを説明できません。 間違いの根拠となることを教えていただけたらと思います。 よろしくお願いします。

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  • Parismadam
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回答No.2

はじめまして。 ご質問: <間違いの根拠となることを教えていただけたらと思います。> ご質問の用法は、おっしゃる通り「許可」を与える言い方になるからです。 1.「~してもよろしい」は「~してもよい」の丁寧な言い方です。 2.しかし、「~してもよい」は、「容認・許可」できる状態であることを示し、その場合、容認・許可する立場は、自動的に「上」に位置します。 3.「許可・認可」するという立場の位置が、目上の人や敬意を払うべき人に対しては、違和感をもたらすのです。 4.これは、「~してもよろしい」を「~しても結構です」「~しても構いません」などに置き換えても同じです。どちらも「許容」「認可」を示唆するからです。 5.これをもっと丁寧な言い方にして、 「お掛けいただいても、よろしゅうございますよ」 としても同じです。「よろしゅうございます」<「よろしいです」<「よい」という、結局は許可の姿勢になるからです。 「ございます」は、自分に対する「美化語」、すなわち自分の品・格を良く見せるための修辞法であって、相手への敬意を高めるものではありません。 6.一方、「下さい」は一般的な丁寧語なので、違和感はありません。 7.もう少し丁寧な言い方いにすれば、「お掛け下さいませ」などになるでしょう。 以上ご参考までに。

koumild
質問者

お礼

非常に詳細なご説明ありがとうございます。 大変分かりやすいです。 また、「ございます」という言葉、 これが自分に対する「美化語」、 ここも参考になりました。

その他の回答 (1)

回答No.1

目上の方へ、「よろしい」と、「許可を与える」表現になっているからでは? 目上の方へは、座ることを勧める場合でも、「どうぞお座り下さい(ませ)」とか、「どうぞお掛け下さい(ませ)」とか、こちら(目下の者)から、お願い、依頼するような体裁で話すべきです。 目下の者が目上の方へ何らかの「許可を与える」など、もってのほかの無礼です。

koumild
質問者

お礼

早々の回答ありがとうございました。 やはり許可の表現ですよね? それを直してもらわないと困るわけですが… それがまた… ありがとうございました。

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