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経済学の素人です。経済学の面白さって?
経済学部を目指している高校3年生です。 経済学を学びたいと思った理由は、アフリカ人が餓死している中、 日本などの先進国は食べ残しを何万トンも捨てている実態が許せなかったからです。 国際経済の実態を学んで、そういう矛盾を解決したいと思いました。 ただ経済学部は一般の経済学を知らない高校生から見ると、 「金稼ぎを学ぶの?なんかやだ~」なんです。(簿が意見聞いた限り) でも僕は経済学は、もっとおくが深くて面白いんだろうなぁ。 と勝手に思っています。 でも実際は自分でもどこが面白そうなのかすらよくわかりません。 経済学は面白いですか?だとしたら具体的にどのあたりが? たぶん人によって意見は違うと思うのですが、 参考にしたいので回答お願いします。
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>国際経済の実態を学んで、 開発経済学を専攻にしたいという希望のようです。 開発経済学部のある大学もあります。早稲田のように経済学部がないと、政治経済学部になります。しかし、経済学部があれば、開発経済を学ぶには、経済学部の方を選択しないと、進路の展望がひらけないと思います。 >そういう矛盾を解決したいと思いました。 ここを政治家になってと捉えるなら、#1さんのおっしゃるように経済学も学べる政治経済学に進学する方がいいかもしれません。 >「金稼ぎを学ぶの?なんかやだ~」なんです。 経営学と混同されているようです。経営学を学ぶなら、商学部系統に進学した方がいいでしょう。 >経済学は面白いですか?だとしたら具体的にどのあたりが? 開発経済学はマクロ経済学やミクロ経済学の応用にあたる学問ですから、これらの基礎ができていないと難しいです。数学が苦手なら向きません。 高校生でも理解できるような本を読んでみてはどうでしょうか? 例えば、アマルティア・センの書いた新書 『貧困の克服-アジア発展の鍵は何か』集英社 ちょっと背伸びをするなら、 鈴村興太郎訳『福祉の経済学――財と潜在能力』(岩波書店, 1988年) あたりを読んでみてはと思います。 これらの著作に興味がもてないようなら、政治学系統の方がいいかもしれません。
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- gootttt
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経済学の面白さは『社会の仕組みが分かる事』です。 経済学を学べば、何故日本は欧米の植民地にならずに発展できたのか、何故日本は敗戦後復興できたのかが分かります。 これらは『条件』さえ整ってれば『当たり前の事』なのです。それが分かります。 また政治家の話が嘘か本当かも分かります。 ですからアフリカの事に興味があるのであれば、私はむしろ政治学よりも経済学をお勧めします。 政治学は権力の仕組みと働きを学ぶ学問ですが、経済学は経済の仕組みと働きを学ぶ学問です。 アフリカの貧しい理由は権力問題(先進国と貧困国の発言力の格差)と経済問題(先進国と貧困国の生産力の格差)があるわけです。 経済学では、アフリカは貧困なのは『この条件が揃っていれば貧困なのは当たり前』と見ます。 逆に言えば、何故貧困なのかというその『条件』が分かるのです。ちなみに権力の格差は『アフリカの貧しい理由の一つ』と見ます。 60年前はアフリカ以上に貧しかった東アジアがあれだけ発展しているのに、何故アフリカは貧しいままなのか、が分かるわけです。 それが分かれば、どのようにすればアフリカの貧困を解決できるのか推測できるというわけです。
- s_nak
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質問者さんの問題意識からすれば、開発経済学の方が社会選択論より近いです。 社会選択論、開発経済学の双方の標準的なテキストを読んだ経験から、そう言えます。 at9_amさんへ >他の方は開発経済学と言っていましたが、むしろ社会選択論の方が近いですね。 質問者さんは、「国際経済の実態を学んで」といっているので、実態にほとんど関心のない、理論が主体の社会選択論の方が近いという意味がよく伝わりません。もう少し丁寧に書いていただけないでしょうか? 開発経済学の主要な関心事である貧困撲滅は規範的な命題ですが、これをat9_amさんはどう考えているのかも分かりません。 経済学を規範的な経済学とそれ以外と二分法的かつ定義的に理解してもあまり得る所はないですよ。 それにセンの専門は開発経済学と厚生経済学(welfare economics)です。ノーベル賞の受賞理由は飢饉の論文によります。センの経済学への貢献は、厚生経済学の手法を開発経済学に持ち込み、開発経済学の理論を精緻化したことと要約するのが適当ではないでしょうか。倫理学者としての側面も持つでしょうが、評価されているのは上記のようなことです。 社会選択のように狭い分野の権威のように言うのはどうでしょう? 本人が喜ばないのではないでしょうか。
- at9_am
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経済学部の院生です。 > 国際経済の実態を学んで、そういう矛盾を解決したいと思いました。 他の方は開発経済学と言っていましたが、むしろ社会選択論の方が近いですね。 経済学は、大きく分けて2種類あります。 一つは、社会の実態を捉えるための経済学で、現在の経済学の主流はこちらになります。 もう一つは、規範的な経済学で、古典的な、例えばアダムスミスなどは、経済学者ではなく倫理学者です。現代で言えば、アマルティア・センなんかがこの分野の権威ですね。こういった「どの様に経済はあるべきなのか」という規範を与える分野の一つが社会選択論になります。 > 経済学は面白いですか? 経済学は、面白いですよ。 社会の動きというのは、基本的には人と物の動きです。この2つの動きとは逆に、お金が動いています。例えば私がコンビニでおにぎりを買ったら、お店から私へとおにぎりが動きますが、私からお店へとお金が動きます。このように、人と物との動きは、その裏返しであるお金の動きとして表すことが出来るのです。 ということであれば、お金の動きを追っていけば社会の動きというものを捉えることが出来るはずです。社会の動きとは、別の言い方をすれば社会の形、とでも言えばよいのでしょうか。 社会の形のうちの例えば貧困問題でもかまわないのですが、興味があることを調べて理解する、というのは、面白いことではありませんか? 因みに、経済学では金稼ぎは教えてくれません。むしろ、例えば株やなんかは儲からないということを教えてくれます。
- teloon
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貿易に関する比較優位なんかは面白いと思います。また需要と供給の関係、投資と貯蓄の関係、金融論による貨幣の役割、金融機関での信用創造など、やってみると興味を持てると思います。
- nash50
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学部4年で現在ミクロ経済学とゲーム理論を専攻しています。 経済学は金稼ぎの学問という面は微塵もなく、壮大で奥が深い学問です。 経済学は人間という複雑怪奇な主体が織り成す経済のメカニズムを解明しようというのですから、数学や物理学に劣らない壮大さと魅力を持っています。 ところで、私が考える経済学の目的は次の2点です。 1.現実の経済がどのようなメカニズムに基づいて動いているかの解明 2.現実の経済を望ましい状態にすべく政策を立案する 私が経済学を面白いと思っている点をいくつかあげれば、経済学が論理的な体系であること、様々な問題解決ができること、現実経済に関する深い洞察が得られることなどです。 特に現実経済への洞察力というのは、実際に経済の中に身をおいたり、外から見ることだけでなく、経済学を学ばなければ得ることができないと思います。 参考URLは経済学の初学者向けに書かれたいくつかのエッセイですので、ぜひ参照してみて下さい。
- nn55055nn
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志望している分野を見ている限りにおいては、経済学よりも政治学を学ばれた方が良いと思われます。志望する大学にもよりますが、政治経済学部を有している大学もありますから、そういう大学を選ばれると良いと思います。 ちなみに、勉強されたい分野は大学では「開発経済学」の分野に該当すると思われますので、検索などをして、自分で調べてみるのも勉強になってよいと思いますよ。 経済学については、ポピュラーなもので、マクロ経済学やミクロ経済学などがありますが、あくまでも経済原理の基礎のようなものなので、恐らく向いてらっしゃらないと思います。