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国産小麦は灰分が多いの?
地粉は国産小麦粉のことで、灰分(ミネラル分)が多いため色相は劣るが、風味はよいとのことでした。でも、本当に国産小麦は灰分が多いのでしょうか?
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●残念ながら、内麦は外麦に劣るようです● コムギの自給率は13%。「何故こんなに低いのか」と言えば価格が高いからです。そこで農水省が間に入って価格調整をしています。その仕組みや国産コムギの品質などについて、ネットで参考になる資料があったので要点を書いてみましょう。 アメリカ、カナダ、オーストラリアでの小麦(外麦)価格、いわゆる国際価格は、1トン当たり、3万円台であるのに対し、国内生産(内麦)価格は15万円台。国際価格の4倍の価格なので、政府が何もしなければ、一般消費者・加工業者は100%輸入小麦を買うことになる(つまり自給率0%)。 これだけ価格差がありながら、それでも内麦が売れている。自給率13%。何故だろう?それは農水省が価格調整しているから。どのような価格調整か、と言うと、農水省は3万円/トンで外国から外麦を買い、これを5万円/トンで製粉会社に売る。これで利益を出し、その資金を使って、内麦は15万円/トンで国内生産者から買い、これを製粉会社に4万円/トン程度で売る。こうして、農水省による価格調整によって国内生産者を保護していることになる。 http://www.flour.co.jp/01_updates/2007/ud_m070723.html もし、外麦5万円、内麦6万円と、内麦の方が高く設定されたらどうなるか?多分、内麦の多くは売れ残ります。理由はいくつかあります。まず内麦は外麦に比べ、粒が小さいので、製粉歩留りが良くない、つまり同じ量の小麦からとれる小麦粉の量が少ない。また、色がくすんでいるので、うどんにしたときに色が冴えない。そして、低たんぱく傾向にあるので、製麺適性が少し劣るといった点が、内麦が低く評価される理由です。繰り返しますが、一部、内麦が高く評価されているのは事実ですが、これは全体から考えると限定的で、小麦の価格に影響するほどではありません。こういった条件を加味すると、どうしても外麦の方が、高く価格設定されてしまうのです。 残念ながら、内麦は灰分も多く、あまり品質は良くないようです。 http://www.flour.co.jp/3_flour/komugiko2.html http://www.flour.co.jp/01_updates/2007/ud_m070514.html
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- indoken
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国産小麦粉は灰分が多い傾向がある とのデータがあるのは本当です。