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食材のトウモロコシは、バイオ燃料には利用できないのでしょうか
この秋は、例年に無く値上げラッシュで、原油価格高騰によるガソリンなど石油製品の値上げ、さらにパン、麺類など小麦粉製品も軒波値上げしそうですが、その理由として「外国の小麦農家が、今後バイオ燃料の原料として高値が期待されるトウモロコシへの転作が急増したため、原材料の小麦が品薄となり、よって価格も高騰したため」とされています。 しかし、私には、トウモロコシはあり余っているのか、という感じさえ受けます。その一例が、この時期になると販売されることが多い自販機の缶入りコーンスープ。以前は、寒い日には暖まる上に、味もまずまずなので、小腹が空いた時など、よく飲んでいましたが、最近のはほぼ全数が「粒コーン入り」となり、全く飲まなくなりました。 他にも、ピラフなどの冷凍食品、スーパー、コンビニなどでお惣菜として売られているサラダなど、大変多くの食品類にトウモロコシが入っています。 私は、こうした食品類を食べる際、不味いトウモロコシ粒を捨てる度に、もしこれがバイオ燃料に利用可能なら、食材を捨てるという無駄がなくなり、地球環境保護にも役立つのに、という、やりきれない気もちになります。 そこで質問ですが 1、どうしておいしくもないトウモロコシを、こんなにまで食品に使いたがるのでしょうか。 2、こうした食品に使用されているトウモロコシを、バイオ燃料や、他の用途に利用することは不可能なのでしょうか。 以上、詳しい方のご回答を、よろしくお願いします。
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>1、どうしておいしくもないトウモロコシを、こんなにまで食品に使いたがるのでしょうか。 トウモロコシが美味しいか不味いかは個人の嗜好によると思います。 その前に、日本で野菜の一種として食べられている「スイートコーン」と、世界三大穀物のひとつである「トウモロコシ」とは、似て非なるものです(植物学的には同じ「イネ科トウモロコシ属トウモロコシ種」ですが)。 >2、こうした食品に使用されているトウモロコシを、バイオ燃料や、他の用途に利用することは不可能なのでしょうか。 世界のトウモロコシの生産量は、年間6億数千万トンといわれています。人間の食糧や家畜の飼料としてだけでなく、トウモロコシでんぷんを利用したアルコールや異性化糖類など各種工業製品の原料として大量に消費されています。野菜として消費されるトウモロコシは取るに足らないほど僅かな量にすぎません。 バイオ燃料(バイオマスエタノール)の原料は、炭水化物を含む植物であれば理論的には何でもかまいません。サトウキビの搾り滓(バガス)や廃糖蜜、甜菜など、サマザマな原料が利用されています。稲ワラや木材の廃材の利用も研究されています。ただし、生産効率・コスト・原料供給量などの点で、現状ではトウモロコシが最も妥当ということになっています(異説もあり)。
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- rx78ns00k2
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1. コーンは原価が安いのと、弁当・惣菜類に入れると見た目に黄色が映えるから使用される事が多い。 2. 利用可能 私はバイオ燃料は反対派です。 日本の食糧自給率がもう少し上がれば再考しますが、現時点では、今日明日の(日本人の)食料の方が大事です。 添付のURLは農水省のHPです。 今の日本と世界の食糧事情がまとめられています。 http://www.maff.go.jp/j/study/syoku_mirai/02/index.html より多くの日本人がこの資料を読めば、食糧を捨てる気持ちは起きないと思います。
お礼
お礼が遅くなってすみません。 ご回答ありがとうございました。 > コーンは原価が安いのと、弁当・惣菜類に入れると見た目に黄色が映えるから使用される事が多い しかし、見た目に黄色が映えるという理由で、何にでも美味しくないコーンを入れるのは、絶対反対です。
お礼
早速の詳しいご回答、ありがとうございます。 スイートコーンとトウモロコシとが、似て非なるものであったことは 初めて知りました。 私の勉強不足でした。